カードローンは借入の申込が簡単で借りたお金の使用目的が原則自由なので人気がある融資商品です。
しかし、利用したいと思っても審査に落ちてしまえば利用できなくなります。それでは審査に落ちてしまったらどうすれば良いのでしょうか。
人気のカードローンであるSMBCモビットを例として、一度審査に落ちてしまった場合でも再申込できるのか、そして再申込時に気を付けたいことを解説します。
SMBCモビットとは?
SMBCモビットは大手金融機関の1つであるSMBCグループの消費者金融です。
そのため、カードローンに慣れていなくて、消費者金融からの借入をなんとなく不安で心配だと感じる人にも安心して借入できる消費者金融として人気があります。
SMBCモビットのメリット
SMBCモビットの人気の理由をもう少し詳しく確認しておきましょう。SMBCモビットには以下のようなメリットがあります。
大手銀行グループ
SMBCモビットはSMBCグループの消費者金融ということもあり、審査通過後の借入専用カードの発行手続きを三井住友銀行店舗内のローン契約機で行うことができます。
そのため、全国にある三井住友銀行の店舗網が活用できます。
無料の提携ATMが豊富
借入専用カードの受け取り後、三井住友銀行のATMを無料で利用して、借入・返済ができます。
三井住友銀行のATM網を利用できるため利便性が高くなっています。
大手消費者金融は、銀行やコンビニのATMなどと提携しているものの利用する時に手数料が必要なことが多く、SMBCモビットのように手数料無料で利用できるATMがあることは大変大きなメリットとなります。
ATMの利用手数料は1回あたり110円~220円(税別)ですが、毎月の返済ごとに必要となれば軽視できない金額になってしまいます。
SMBCモビットの借入条件
SMBCモビットのカードローンで適用される金利は実質年率3.0%~18.0%となります。
金利水準は銀行カードローンに比べてやや高め、他の大手消費者金融に比べて平均的な水準となります。
なお、実際に適用される金利は、上記の範囲内でSMBCモビットが審査結果に応じて個別に決定します。
また、SMBCモビットで借入可能な上限額は最大800万円までとなります。
これだけの規模の上限が設けられていますので、限度額の設定は十分であると言ってよいでしょう。
SMBCモビットは再申込できる
まずは結論から確認しておきましょう。
SMBCモビットのカードローンは一度審査に落ちても、再度申込を行うことができます。
つまり、SMBCモビットでは申込・審査に再挑戦することができます。
但し、SMBCモビットで再申込する場合には以下の点に気を付けた方が良いでしょう。
再申込に制限無し
SMBCモビットの場合、過去に審査で落ちてしまった方の再申込を制限する決まりはありません。
つまり、簡単に言えば、何度落ちても、審査に通過するまでは何度でも再申込することができます。
但し、SMBCモビットに再申込するにあたっては最低限の申込可能な要件を確認しておいた方がよいでしょう。
最低要件を満たしていないと、何度申込しても審査に通らず、時間と労力を無駄にしてしまいます。
- 年齢条件:満年齢20才~69才
- 安定した収入のある方(当社基準を満たす方/パート・アルバイトも可能)
SMBCモビットでは上記2つが申込できる方の条件となります。過去に審査に落ちたことがある方の申込は制限していません。
審査落ちの履歴は残る
SMBCモビットのカードローンが何度でも再申込可能とは言っても、申し込み・審査落ちの履歴がSMBCモビットの社内に残ってしまうことには注意が必要です。
つまり審査に落ちてしまった履歴が、申込時の内容や、審査結果を含めて履歴として蓄積されてしまうのです。
SMBCモビットへ再申込して審査を受ける場合、必ず過去に審査に落ちた時の履歴も確認されてしまいます。
落ちた履歴があることで、初めて申込する場合と比べると悪い印象が残っている状態になりますので、その問題が解消されていないと審査通過しにくくなる可能性があります。
再申込時に気を付けたいこと
それでは、一度SMBCモビットの審査に落ちてしまい、再申込する時にはどういったことに気を付ければよいのでしょうか。
再申込に失敗しないためのポイントを解説します。
6ヶ月以上が経過
審査落ち後に再申込する場合、審査に落ちた時期から一定期間(通常6ヶ月以上)を経過していることが大切です。
当たり前ですが、審査に落ちてすぐに再申込しても、また審査落ちする可能性が高いでしょう。
審査後すぐの再申込ではSMBCモビット内で審査落ちの履歴が確認され、一定期間が経過していないと状況の変化もないものとして、前回の審査結果が優先されてしまいます。
一度落ちたカードローンで改めて審査してもらえるためには、申込人の状況(年収・借入状況など)に変化を見ることが出来そうな時期として最低6ヶ月が経過している必要があります。
審査に落ちた原因を解消
SMBCモビットに再申込する場合、審査に落ちた原因・要因が解決・解消されている必要があります。
SMBCモビット内では、審査に落とした原因を分かるように残していると考えられますので、再申込の時も落ちた原因が解決解消されているかを確認されます。
例えば、就業していない、安定収入がないということが審査落ちの原因の場合、変わらず就業されていないなら、何度申込しても審査には通らないでしょう。
既存借入が多く、総量規制の上限を超えている場合も同様で、既存借入の返済が進んでいない、もしくは年収が増加していないと追加借入はできないでしょう。
落ちた理由を放置したまま、改善しないで再度申込しても審査通過をするのは困難です。
落ちた理由を確認し、自身の問題を解決してから再審査に臨んでください。
審査落ちの理由を考える
前述の通り、再申込の前には審査落ちの理由を考える必要があります。
しかし、SMBCモビットに直接確認しようとしても、審査の詳細は教えてもらえません。
通常、審査落ちする場合は「総合的判断」程度でしか回答してもらえないです。
そのため、ご自身の状況を見直し、以下のようなポイントから原因を推測する必要があります。
既存借入が多すぎる
SMBCモビットのような消費者金融のカードローン審査で重要なポイントとして既存借入の状況があげられます。
既存借入の状況とは借入件数・残高・返済状況・延滞履歴・債務整理などを意味します。
こういった借入の状況は個人信用情報を介して判明してしまいます。
なお、個人信用情報とは、信用調査機関が提供している個人の借入状況を各金融機関が情報共有できるシステムのことです。
金融機関は、ここでの登録情報を元に審査しています。
カードローンで借入可能な金額の上限は総量規制で定められています。
総量規制とは、貸金業者(消費者金融、クレジットカード会社など)からの借入可能上限額を、年収の3分の1までに制限する法律のことです。
この3分の1には、あらたにSMBCモビットから借入しようとする金額だけでなく、今現在の他社借入額も含まれます。
申込時に消費者金融や、クレジットカードのキャッシングで借入中だと、現在借入中の残高を含めて年収の3分の1までになります。
個人信用情報で確認した結果、他社からの借入残高が多い人は審査通過が出来ない可能性大です。
返済履歴が悪いと駄目
前述の個人信用情報では借入残高や件数だけでなく返済状況も確認できます。
過去に借入の返済を延滞していたことがある場合や、債務整理(破産など)をしていまっていた場合は、個人信用情報に事故情報(もしくは異動情報)として登録されます。
SMBCモビットでも個人信用情報をもとに審査しています。
当たり前ですが、このような情報が悪い履歴として残っていると、審査通過は非常に難しくなります。
安定した収入の有無
SMBCモビットに借入申込できる条件として安定収入があることが大切になります。
安定した収入のある方とは就業中で定期的な収入がある方を指します。
パート・アルバイト・自営業の方の場合、申込できるかどうかを心配される方もいますが、雇用形態に関する条件がないので安定収入があれば申込できます。
しかし、例外もあります。日雇い労働・短期バイト・季節的労働者の場合は、短期有期契約労働なので安定しているとは判断できず、審査通過は非常に難しくなってしまいます。
カードローン審査では、就業が安定していることの条件として、一定の勤続年数を求めてくることがあります。
求められる勤続年数は金融機関によって異なります。
最低限の勤続年数の条件を公表していない所でも、最低でも3~6ヶ月以上の勤続年数が必要だと判断されることが多いようです
勤続年数が短い人は、最低でも3~6ヶ月以上の勤務の実績を作ってから借入申込したほうが審査通過の可能性が高まるので無難です。
他の借入先も検討
再申込してもSMBCモビットの審査に落ちてしまった、もしくは再申込までの最低期間(6ヶ月)が待てないという方は別の金融機関を対象にするのも良いでしょう。
一度審査に落ちたカードローンに再申込するよりも、他のカードローンへ新規で申込するほうが、審査通過しやすい場合もあります。
SMBCモビットの審査がダメだった場合の参考として、他のカードローンのおすすめ商品をご紹介します。
アコムのカードローン
アコムは三菱UFJ銀行のグループ会社で、SMBCモビットと同様に、銀行系列のカードローンの一つなので安心感があります。
アコムのカードローンで適用される金利は、実質年率3.0%~18.0%の範囲内で、借入可能上限額は最大800万円までです。
借入の条件はSMBCモビットとほぼ同じですので、SMBCモビットから借入できないとお悩みの方にもおすすめです。
☆土日でも借入可能
☆24時間申込受付
☆三菱UFJフィナンシャル・グループ
*おすすめ度は当社独自評価による
借入可能額(最大) | 800万円 |
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適用金利・手数料など | 3.0%~18.0%(実質年率) |
所要時間 | 審査は最短30分、最短即日借入も可能 |
その他優遇など | 最大30日間金利0円 |
プロミス
プロミスのカードロ―ン(フリーキャッシング)もおすすめです。
プロミスはSMBCモビットと同様、SMBCグループの消費者金融です。借入や返済時に、三井住友銀行のATMやローン契約機を無料で利用できるので、SMBCモビットに近いサービスを受けることが出来ます。
プロミスのカードロ―ンで適用される金利は実質年率4.5%~17.8%の範囲内で、借入可能上限額は最大500万円までです。
また、プロミスには30日間無利息サービスがあって大変お得です。
プロミスの場合、初回借入日から30日間の無利息サービスを受けられます。
一般的な消費者金融の無利息サービスは「契約日」からが多いのですが、プロミスは初回借入日からですので、きっちり30日間の無利息サービスを受けやすくなっています。
☆WEB申込なら来店不要で申込完結
☆郵送物不要、WEB完結で誰にも知られず申込可能
☆24時間申込可能
☆2020年オリコン ノンバンクカードローン部門第1位
借入可能額(最大) | 500万円 |
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適用金利・手数料など | 4.5%~17.8%(実質年率) |
所要時間 | 最短即日 |
その他優遇など | 30日間利息0円(初回利用日から30日) |
まとめ
SMBCモビットは、一度審査に落ちてしまっても、一定期間さえあけて落ちた理由を解決すれば、再申込が可能なカードローンです。
SMBCモビット内に審査に落ちた履歴は残るので、審査に落ちた原因・要因が解決できていない場合や、落ちてからすぐに再申込しても、審査通過は厳しいです。
再申込を希望するなら、最低6ヶ月以上の期間をあけたあと、審査に落ちた原因を解決・改善してから再度申込しないと、また落ちる可能性が高くなってしまいます。
SMBCモビット以外にも、銀行系列のおすすめカードローン商品はいくつかあるので、落ちたからとあきらめず、他の商品の検討もしてみてくださいね。
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