ファクタリングを利用する場合、どの会社でファクタリングを利用するかは重要な問題です。会社ごとに適用されるファクタリング手数料や諸費用の水準は異なりますし、債権譲渡登記の要否や、ファクタリングのスピードなども異なります。
そのため、経営者がファクタリング会社選びの参考として利用したいのは、他の会社が実際に利用しているファクタリング会社がどこなのかではないでしょうか。今回は当サイトでご紹介しているファクタリング会社のうち、2019年・2020年上半期の申込実績をもとに、本当に利用が多い人気のファクタリング会社をご紹介します。
ファクタリングとは?
ファクタリングとは企業や個人事業主が事業性資金を調達するための手段です。しかし、資金調達とは言っても、銀行などが行っている融資とは違います。ファクタリングは借入ではありません。
ファクタリングとは、商取引で発生した売掛金を、本来の回収期日前にファクタリング会社に売却して、前倒しで現金化する資金調達方法です。そのため、ファクタリングで資金調達しても、借金は増加しませんし、決算書の有利子負債にも計上されません。
ファクタリングでは、本来の回収期日まで、1~6ヶ月程度あって、資金繰りに活用することのできない売掛金をファクタリング会社に売却することで資金化します。これは、取引先から早期に売掛金を回収するわけではなく、ファクタリング会社が売掛金を買い取って、一時期的な立替をしています。そして、本来の回収期日に、取引先が売掛金を支払った際には、支払われた代金はファクタリング会社が受け取ることになります。
なお、ファクタリングの詳細な仕組みについては以下の関連記事でご確認ください。
会社選びで注意すべきことは?
次にファクタリング会社選びのポイントをご紹介します。ポイントを抑えて会社選びを行うことで、失敗しない会社選びができるようになります。ファクタリング会社選びで注意したいポイントは以下となります。
①悪質なファクタリング会社でないか?
②申込から現金化までのスピード
③ファクタリング手数料・諸費用の水準
④2社間ファクタリングの利用可否
⑤赤字、債務超過、リスケなどでも利用できるか
以上のなかで、ファクタリング会社選びで特に重要なものを以下で解説します。
悪質ファクタリング会社に騙されない
最初に注意したいのは、悪質ファクタリング会社に騙されないことです。ファクタリング会社には、銀行や貸金業者のような免許制度はありません。そのため、比較的簡単にファクタリング業界に参入することができます。
新規にファクタリング業を行うことも比較的容易であるため、ファクタリング会社は多く存在しており、豊富な対象先から利用する会社を選ぶことができます。
しかし、ファクタリング業界に参入しやすいことにはデメリットもあります。それは、利用者を騙そうとする悪質ファクタリング会社が存在してしまうことです。悪質ファクタリング会社に引っかかってしまっては、高額なファクタリング会社を請求されたり、本来必要ない諸費用を請求されることもあります。
ファクタリング会社選びでは、悪質ファクタリング会社に黙れないことを念頭において会社選びを行いましょう。
ファクタリング手数料・費用
やはりファクタリングを利用する際に気になるのはファクタリング手数料の水準です。資金調達を急いでいたとしても、ファクタリング手数料は出来るだけ低く抑えたいところです。高すぎる手数料でファクタリングを利用しては、せっかく資金調達ができたとしても、収益を圧迫してしまうことにもなりかねません。
ファクタリング会社選びでは、その会社のファクタリング手数料の範囲を確認しておくようにしましょう。その際、2社間ファクタリング・3社間ファクタリングごとの手数料や、最低水準だけでなく、上限となる手数料を確認しておくことも大切です。
現金化までのスピード
ファクタリングを利用される経営者の多くは、銀行融資の審査に落ちたりして、急ぎの資金化が必要という方が多いでしょう。そのため、審査スピードが早く、相談・申込から現金化までの時間が短いことが大切となります。ファクタリング会社選びでは、審査スピードの速さや、即日での現金化ができるかも注意しておきましょう。
相見積もりを活用する
ファクタリング手数料を低く抑えたり、緊急の資金調達で、審査に落ちてしまうという万一の事態に備えるために効果的なのが相見積もりを取得することです。相見積もりとは、複数のファクタリング会社に同時に相談して、それぞれで利用可否を確認したり、利用する場合の手数料の見積もりを取得する方法です。
複数のファクタリング会社との条件交渉を同時に行うことで、それぞれのファクタリング会社の手数料を低く抑えたり、どちらかで審査に落ちてしまっても、資金調達が出来なくなってしまうという危険を回避することができます。
通常、相見積もりの方法によってファクタリングを利用する場合、3~4社程度のファクタリング会社で同時に相談するのが良いでしょう。
実際に利用が多いファクタリング会社ランキング
それでは今回の本題である実際に利用が多いファクタリング会社のランキングとなります。以下のランキングは、2019年・2020年の上半期を集計期間として、当サイトから実際に申込が行われたランキングとなります。
1位 三共サービス
2020年までで当サイトからの申込が最も多かったのは三共サービスです。
三共サービスは当サイトはもちろん、全国的に人気急上昇中のファクタリング会社です。三共サービスの人気の秘密は業界トップレベルの手数料率の低さにあります。なお、三共サービスを利用できるのは「法人企業」のみです。個人事業主は利用できません。三共サービスのファクタリングサービスでは最大1億円までの買い取りが可能です。
当サイトからのおすすめ度:SS
■三共サービスの条件
スピード査定 | 対応地域 | 出張査定 | 手数料水準 | 2社間ファクタリング | 最大買取額 |
〇(2営業日) | 全国 | 〇 | 最安 | 〇 | 1億円 |
三共サービスの無料査定はこちら
☆ファクタリング業界で最も知名度・利用実績が豊富
☆全国対応可能
☆かんたん5秒の簡易診断サービスあり!
適用金利・手数料など | 2%~(ファクタリング手数料) |
---|---|
所要時間 | 最短即日での現金化 |
その他優遇など | 2社間・3社間ファクタリングも利用可能 |
資金調達限度額 | 3億円 |
利用できる方の条件 | 個人事業主・法人ともに可能 |
*三共サービスは法人企業向けのサービスとなります
移動後したページにて、「WEBで申し込み」を選択(クリック)してください。相談内容に応じた担当者から連絡がきます。お急ぎの場合、もしくは翌日になっても連絡が無い場合は、お手数ですがリンク先の電話番号にお電話ください!
2位 ビートレーディング
実際に利用が多いファクタリング会社ランキング2位はビートレーディングです。
ビートレーディングは、知名度・契約件数(実績)ともに業界トップクラスのファクタリング会社です。ファクタリング業界のなかで、もっとも安心して利用できるファクタリング会社と言っても過言ではありません。
当サイトからのおすすめ度:S
ビートレーディングは最短即日から翌々営業日まででのスピード調達が可能です。ビートレーディングなら、債権譲渡登記、連帯保証人、担保、全て不要で、資金調達できる可能性が高いのが特徴です。そのうえ、ビートレーディングは「赤字・債務超過・税金滞納中」でも資金調達可能を公言していますので、利用できる可能性の高いファクタリング会社です。
さらに、ビートレーディングは法人・個人事業主のどちらも相談・申込が可能です。ビートレーディングは全国どちらの会社でも利用できます。
<基本条件>
スピード査定 | 対応地域 | 出張査定 | 手数料水準 | 2社間 ファクタリング | 最大買取額 |
〇(即日可) | 全国 | 〇 | 低い | 〇 | 3億円 |
ビートレーディングの無料査定はこちら
☆ファクタリング業界で最も知名度・利用実績が豊富
☆全国対応可能
☆かんたん5秒の簡易診断サービスあり!
適用金利・手数料など | 2%~(ファクタリング手数料) |
---|---|
所要時間 | 最短即日での現金化 |
その他優遇など | 2社間・3社間ファクタリングも利用可能 |
資金調達限度額 | 3億円 |
利用できる方の条件 | 個人事業主・法人ともに可能 |
公式ホームページに移動後、「WEBからのお問合せ」がおすすめです。10項目程(ご希望金額・売掛金の額・会社名(個人事業主なら屋号・個人名など)・連絡先)を入力して送信すれば、ご相談内容に適した担当者から、電話で連絡がきます。
3位 MSFJ
MSFJは、法人・個人事業主のどちらでも利用できるファクタリング会社です。
5,000万円までの大口ファクタリングはもちろん、100万円未満の小口ファクタリングにも積極的に対応してくれます。さらに、100万円未満のファクタリングならスピード審査・即対応が可能ですので、即日資金調達できる可能性も高いのが特徴です。
おすすめ度:S
MSFJの特徴
MSFJの特徴はファクタリング手数料比率が明確であり、業界トップクラスに低い水準でもあるため、安心して利用しやすいことです。MSFJのファクタリング手数料の基準は以下となります。
<MSFJの特徴>
商品種類 | プレミアムファクタリング | クイックファクタリング |
調達可能額(上限) | 5,000万円 | 300万円 |
ファクタリング手数料 | 1.8%~6.8% | 3.8%~9.8% |
審査スピード | 最短1営業日 | 原則1営業日 |
MSFJのプレミアムファクタリングならファクタリング手数料は最大でも6.8%です。もちろん、MSFJでは2社間ファクタリングの利用も可能ですので、取引先に知られることなくファクタリングを利用することができます。
このMSFJのファクタリング手数料率の水準は業界トップクラスです。さらに、ファクタリング会社のなかで、手数料率の上限を示している会社はMSFJを除いてほとんどいません。手数料率の上限を示しているのは、MSFJがかなり信頼できる会社の証拠と言えるでしょう。
MSFJへの申込・相談
MSFJへの相談は以下のリンクから公式ホームページに移動します。
☆業界最低水準の手数料率
☆スピード審査に対応
☆他社からの乗り換えも可能
適用金利・手数料など | 1.8%~9.8%(ファクタリング手数料率) |
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所要時間 | 最短1営業日での現金化 |
その他優遇など | 手数率は業界最低水準で審査通過率90% |
資金調達限度額 | 30万円~5,000万円 |
利用できる方の条件 | 個人事業主・法人ともに可能 |
4位 ジャパンマネジメント
ジャパンマネジメントが実際に利用が多いファクタリング会社の5位です。ジャパンマネジメントは福岡に本社を置くファクタリング会社であり、ファクタリングに加えて、経営コンサルティングを行う会社です。
ジャパンマネジメントの特徴
ジャパンマネジメントのファクタリングの手数料率は 3.0%~です。前述したファクタリング会社と比較すると、やや高めの手数料料率ですが、ファクタリング業界の中では、かなり低めの水準です。
相見積もりを行う際には、是非、加えておきたいファクタリング会社です。
ジャパンマネジメントのファクタリングの特徴を整理すると以下となります。
① 最短即日で資金調達可能
② 全国対応(出張買取OK)
③ 保証人・担保不要
④ 顧客満足度に自信あり(経営アドバイス、アフターフォローに自信あり)
⑤ 個人事業主のファクタリング利用も受付中
ジャパンマネジメントへの相談
ジャパンマネジメントへ相談・申込するには、以下のリンクをクリックして、公式ホームページへ移動してください。
申込・相談はこちらから
①移動後、表示されたページにて、「ファクタリング無料診断」をクリックして下さい。
②10項目程の問い合わせ欄が表示されますので、入力して「上記内容で診断/お問合せする」をクリックします。
③その後、専門の担当者からご連絡があります。
お電話での問い合わせも可能ですが、「至急」で無い場合は、上記で先に連絡しておく方が無難です。専門の担当者から連絡がもらえますので、その後の相談がスムーズに行えます。
5位 えんなび
当サイトからの利用実績が多いファクタリング会社の6位は「えんなび」です。えんなびは比較的審査に通りやすく、利用しやすいファクタリング会社としてご紹介します。ファクタリング手数料率は最低5.0%~ですので、前述したファクタリング会社に比べて、少し高めなのがデメリットです。
但し、即日資金調達や、債務超過、赤字、税金滞納など、銀行融資が全く利用できない状態でも利用できるのが特徴です。
申込・相談はこちらから
☆小口ファクタリングにも対応
☆24時間365日受付
適用金利・手数料など | 5.0%~ |
---|---|
所要時間 | 最短即日での資金化可能 |
その他優遇など | 2社間・3社間ファクタリングも利用可能 |
資金調達限度額 | 30万円~5,000万円 |
利用できる方の条件 | 個人事業主・法人ともに可能 |
まとめ
今回はファクタリング会社選びの参考として、実際に申込が多い、利用の多いファクタリング会社をご紹介しました。
ファクタリング会社選びでは、ファクタリング手数料や、現金化までのスピードから選ぶことも大切ですが、他の事業者が実際にどの会社のファクタリングを利用しているかを参考にすることも大切です。利用が多いファクタリング会社にはそれだけメリットも多くあるものです。
こちらでご紹介した利用されていることが多いファクタリング会社のランキングを参考としていただければ幸いです。
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