近年、話題になっている女性向けのカードローンやレディースローン。カードローンを利用する女性が多くなっていることから一部の消費者金融や銀行で始まったサービスです。
女性専用のローンということは分かっていても、詳細をよく分からないまま利用するのは不安ですね。
今回の記事では、通常のローンと比べて違う点、メリット、デメリットなど、レディースローンを利用したことがない方にも分かりやすくご紹介します。
女性向けカードローンが増加
最近、耳にする機会が多くなった「女性向けカードローン（レディースローン）」は、女性のカードローン利用が多くなったので生まれたサービスです。利用者が借り入れたお金の使い方は、パチンコ・競馬などのギャンブルかと思いきや、そのような目的での借り入れは全体の3.3％すぎません。
銀行カードローンの場合、一番多い理由は「日常の生活費（食費・日用品・洋服・通信・光熱費等の公共料金など）33.4％」です。その他にも、「教育・教養・教育費6.5％」や「自動車の購入・修理・維持費6.1％」が続きます。
ひと昔前のように、ギャンブルや娯楽のために借り入れるというよりは、日常生活の中で緊急的に出費が起こった際の一時的な救済という意味合いでカードローンを利用して借り入れる人が増えています。
一般社団法人全国銀行協会が行った調査によると、銀行カードローンの利用経験者、クレジットカード会社へのローン経験者の男女比率は、「男性7割、女性3割」と、以前に比べて女性の利用者が増えています。
日常的な目的のための借り入れが増えていることで、女性が借り入れる場面が増えてきたことを受けて、一部消費者金融や銀行でレディースローンが始まりました。
レディースローンの特徴
レディースローン（女性向けカードローン）というのは、提供している消費者金融や銀行によってサービス内容は異なりますが、通常のカードローンとあまり変わらないことが多いです。
これまでは、女性がカードローンを利用するには少しハードルが高くて利用しにくいイメージでしたが、その敷居を下げて女性でも利用しやすいローンサービスを提供しようと始まったのが、女性向けカードローン（レディースローン）です。
「女性の担当者」が対応してくれたり、「女性専用」として対象を限定することで、通常のカードローンと差別化を図り、女性でも利用しやすい配慮がされています。また、借入限度額の上限が低めに設定されているのもレディースローンの特徴です。
通常のカードローンでは、利用状況によって借入限度額が上がることがあります。その場合、借入限度額の増額とともに金利が低下していくことがあります。女性向けカードローンの場合、最大限度額が50万円程度に制限されていることが多く、限度額が増額となりませんので、金利が下がっていくこともあまりありません。契約時の金利は通常のカードローンと変わらないのですが、上記の理由から金利が固定されてしまいます。
50万円という借入限度額よりも大きく限度額を持ちたい、もしくは借入金利を低下させたいという方は、レディースローンではなく、一般のカードローンを利用した方が良いでしょう。
女性向けカードローンのメリット
レディースローンを利用するメリットを整理したいと思いますが、基本的には、ローンサービスを提供する消費者金融や銀行によって商品性やメリットは異なります。ここでは、一般的な例として、女性向けカードローンの代表的なメリットをいくつかご紹介します。
女性担当者、専用窓口が対応
女性がカードローンを利用しにくい理由の1つとして、銀行や消費者金融の担当者が男性であることが多く、相談しにくいというものがあります。レディースローンではこういった男性担当者への相談しにくさにも配慮されています。
初めて利用する場合でも、女性向けカードローンの場合は女性スタッフが対応してくれたり、専用の窓口が設けられていたりするので、女性の方でも安心して相談・申込ができます。同性の担当者相手だから、気兼ねなく心配点や不安点を聞くことができますし、女性目線で質問に答えてもらうことができます。
また、申し込み時だけでなく、問い合わせ番号も女性に直接つながるオペレーションシステムを作っている消費者金融もあります。顔が見えないからこそ同性の方だと安心します。
旦那や家族にバレない
レディースローンを利用する方のなかには、「旦那に知られずに借金したい」という主婦の方や、「家族にばれたくない」という方も多くいます。
そういった方でも、プライバシーがきちんと配慮されているレディースローンであれば、旦那や家族にバレずに借り入れを行い、返済することが可能です。
利用条件・審査が緩い
パート社員や派遣社員、アルバイトの方にとって、事故やご家族の不幸など、急な事態が発生して緊急でお金が必要になると、一時的にお金を借り入れないといけなくなることがあります。
通常のカードローンの場合、パート・派遣社員・アルバイトなどは職業や雇用形態、収入などが評価されて、審査に落ちてしまうこともあります。
レディースローンは借入可能額の上限が低めに設定されている分、年収がそれほど高くない方でも安定した収入が継続的にあることを証明できれば、通常カードローンの審査に比べると、比較的に借り入れがしやすいようになっています。
レディースローンは審査スピードも早いので、急にお金が必要になった時でも、一時的にお金を借り入れることができます。
申し込みが簡単
レディースローンの申し込みの手続きは非常に簡単です。
消費者金融・銀行ともに、借入限度額50万円まで、身分証明書と申込書があれば審査を受けることができます。借入限度額を50万円以上に設定したい場合には、上記の書類以外に収入証明などの書類が必要になります。
一般的なレディースローンの借入限度額は50万円程度になりますので、こういった収入証明書の準備が無く、収入などは自己申告によって申込できるのが通常です。
多重債務の心配がない
レディースローンに限定せず、一般的な銀行系カードローンでも200万円まで借りられるのは収入が比較的に高い方に限定され、一般的には借入限度額は50万円ほどに収まることが多いでしょう。特に、過去に借入で利用したことのない銀行や消費者金融では、利用実績や信用といったものが培われていませんので、最初から大きな金額の借入限度額が認められるということは稀です。
借入額が50万円程度と低い設定であれば、返済することが困難になった末に多重債務を抱えるという心配も少なくなります。
レディースローンのデメリット
ここまで女性向けカードローンのメリットについて解説してきました。通常のカードローンに比べると、審査が緩くて女性にとって非常に利用しやすい設定になっている女性向けカードローンですが、デメリットもあります。
それは、借入条件が緩くて審査に通りやすい代わりに、利用限度額が低めに設定されていることです（一般的に50万円程度が上限）。
レディースローンは女性にも安心して利用申し込みしやすくするために、借入限度額の上限を低く設定しているものが多いのです。借入限度額が低めであるということは、高額な借入が出来ない反面、うっかりと借りすぎて、借金に追われるという心配が少なくなる面もありますので、デメリットであり、メリットでもあると言えるでしょう。
さらに、カードローンに総量規制という法律上限の制限もあります。消費者金融やカードローンの場合は、総借入額は借り入れる本人の年収3分の1までと決められています。銀行系のカードローンの場合、上記のような規制はないのですが、年収に対する返済率でほとんどの利用限度額が決まります。そのため、年収がそれほど高くない場合には、利用限度額が低くなるので、高額な借り入れはできません。
女性におすすめのカードローン
女性向けカードローン・レディースローンのおすすめ商品をご紹介いたします。これから申込される方は是非、参考にしてみてください。
アイフル（SuLaLi)
女性向けカードローンで有名なのが大手消費者金融のアイフルが取り扱っている「SuLaLi」です。
SuLaLiは女性向けカードローン専用のコールセンターを用意していますので、女性が相談しやすいカードローンになっています。加えて、借入限度額は10万円に設定されていますので、借りすぎる心配もありません。
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まとめ
今回の記事では、初めて女性向けカードローン（レディースローン）を利用する前に知っておきたいこと、メリットやデメリット、通常のカードローンとの違いなどについてご紹介しました。
現在の職業がアルバイト、パート社員、契約社員でこれまで通常のカードローンを申し込んだけれど、審査で落ちてしまい諦めていたという方、カードローンは利用したことがないから心配という方には、利用条件が緩く、女性が対応してくれる女性向けカードローン（レディースローン）であれば、安心して申し込みができます。
借入の前に、きちんと返済計画を立てることで多重債務になるリスクは避けられます。緊急にお金が必要になった場合には、必要なお金が高額でなければ女性向けカードローン（レディースローン）を利用してみてはいかがでしょうか。
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