住宅ローン借入前に知っておくべき団体信用生命保険の基礎知識

現在、住宅ローンの借り入れを考え中の皆さんは、団体信用生命保険というものをご存じでしょうか?

簡単に言うと、住宅ローン契約者が死亡または高度な障害状態に陥ってしまった時にローンの残額を0円にしてくれる保険です。

 

もしもの時のことを考えると、すごく安心できる保険ですよね。今回は、その団体信用生命保険の知っておくべきポイントをご紹介します。

 

団体信用生命保険(団信)とは?

基本的にはかなりの長期間になることが多いのが住宅ローンの返済期間です。

その住宅ローンの返済期間中には契約者本人の死亡や、事故により高度な障害が残ってしまったなど様々な危険が潜んでいます。

その様なリスクを避けるため、住宅ローンの借り入れ時、銀行が契約者となって生命保険に加入します。それが団体信用生命保険(団信)というものです。

 

住宅ローン契約者が死亡または高度障害に陥ってしまった時には保険会社から銀行へ保険金が支払われるので住宅ローンの残額は無くなります。

そして、配偶者や子供といった相続人に住宅ローンを残さず、借金の無くなった自宅だけを残すことができるのです。

 

団体信用生命保険が利用できないケース

万が一の危機に備える団信ですが、利用できず、住宅ローンが無くならない場合もあります。

 

加入しているけど保険をもらえないケース

まず、ケガや病気など、一時的に働けなくなるというケースは保険の対象外のため利用できません。

一時的とは言え、働けなくなると収入が途絶えてしまい、住宅ローン返済に窮することがあります。

 

就業不能も、数ヶ月に渡ってしまうと離職せざるを得ないこともあります。

こういった就業不能、離職では団信は使えませんので、いざという場合に備えて、就業不能時の生命保険などに加入しておくのが良いでしょう。

 

また、保障範囲が「死亡・高度障害」なのでガンなどの疾病を告知された段階であっても利用はできません。

しかし、一部の住宅ローンでは、疾病保障特約付きの団体信用生命保険を付加していることがあります。

こういった住宅ローンなら、死亡・高度障害だけでなく、特定の病気などを対象として住宅ローン残高を0円にしてもらえることになります。

 

▼全疾病保障付き住宅ローンの例

住信SBIネット銀行
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★住信SBIネット銀行の住宅ローン
★業界トップクラスの低金利
★新規購入時の通期変動金利は0.32%(2023年5月現在)
★全疾病保障保険の特約を無料で利用できる

借入可能額(最大)

1億円

適用金利・手数料など

変動金利0.32%(借り換え時 0.299%) ※所定の条件を満たした場合の通期変動金利となります※掲載金利は最大金利引下げ幅時の適用金利です。審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります。

所要時間

申込から融資実行まで1ヶ月程度

その他優遇など

全疾病保障特約を無料で付加、一部繰上げ返済手数料無料

 

*住信SBIネット銀行の全疾病保障付き住宅ローンは保険料を銀行が全負担してくれます!

借入人の追加負担なしで利用できるのが最大の特徴です。

 

三菱UFJ銀行住宅ローン
4.95




☆三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローン
☆13年連続で日本で最も利用されている住宅ローン
☆変動金利 0.475%(2022年1月現在)
☆3年固定金利 0.34%、10年固定金利0.74%(2021年4月現在)
☆申込手続きなどはネットで完結
☆7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus>も利用できます

借入可能額(最大)

1億円

適用金利・手数料など

変動金利 0.475%、3年固定金利 0.39%、10年固定金利0.74%(2022年1月現在)

その他優遇など

7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus>

*三井住友銀行の特約付き団信も広範囲をカバーする保険として大人気です。

12年連続最も選ばれている住宅ローンでもあります。

 

団体信用生命保険は死亡・高度障害が認められて利用できる生命保険です。

病気になったというだけでは、原則は利用できないということに注意しておく必要があります。

 

団信を利用できないケースを知っておく

 

団信に加入できないケース

次に、そもそも住宅ローン申込時に団体信用生命保険に加入できないケースもあります。保険に加入できないケースについても整理しておきましょう。

 

健康状態が悪いケース

団信の契約時には、自身の健康状態の告知が必要です。

現在、通院中であるなど、病気を患っているような状況だと、団信への加入を拒否されることがあります。

 

既往歴・病歴があるケース

既に完治していたとしても、過去に特定の病気を患ったことがある場合には、団体信用生命保険の告知事項の対象となります。

特に、がんなどの病気では再発する可能性も考えられることから、団体信用生命保険への加入が拒否されてしまうことがあります。

 

年齢条件を満たさない場合

団体信用生命保険には年齢条件を設けてあることもあります。

この条件は保険会社により左右されますが、住宅ローンの借り入れができる年齢なら問題ないことがほとんどです。

 

ただ、大体の保険会社で70歳以上の方は加入条件外となる可能性が高いので確認が必要です。

加入が不可能ならば、住宅ローンの借り入れもできません。では、加入が難しいケースではどうすればいいのかを次の項でご紹介します。

 

保険金がおりる高度障害状態とは?

一般的な団体信用生命保険は死亡時や、高度障害状態となった時に保険金が支払われ、住宅ローンの残高が0円になります。

つまり、死亡してしまった時だけでなく、生存していても高度障害状態と認められれば、住宅ローンの残額はなくなるのです。

 

それでは、団信で認められる高度障害状態とはどういった状態を指すのでしょうか。

ここでは、公的な住宅ローンとして有名なフラット35(住宅金融支援機構)の団信を例として、高度障害状態として認められる症状を確認してみましょう。

 

<住宅支援機構が高度障害状態と認める8つの症状>

(1) 両眼の視力を全く永久に失った状態

矯正視力が0.02以下(1眼ずつの測定)になり、回復の見込みがない状態

 

(2) 言語またはそしゃくの機能を全く永久に失った状態

言語の機能を失うとは、しゃべれなくなるということで、口唇音(こうしんおん|バ行、パ行、マ行等)、歯舌音(しぜつおん|シ、シュ等)、口蓋音(こうがいおん|ヤ行、カ行等)、喉頭音(こうとうおん|ハ行等)の4種のうち3種以上の発音が不能で回復の見込みがない場合、脳言語中枢の損傷による失語症で回復の見込みがない場合、声帯全部の摘出により発音が不能な場合のことである。

そしゃくの機能を失うとは、流動食(「液体」または「おも湯(かゆは含まない)」)以外のものを摂取できないことである。

 

(3) 中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常に介護を要する状態

脳や脊椎の障害などで、ずっと介護が必要な状態であること。

「常に介護を要する」とは、食事や排泄、着替え、歩行、入浴など自分では何もできず、ほぼ寝たきりの状態を指す。

例えば、半身麻痺で入浴や歩行などが無理であっても、片手で食事ができれば「常に介護を要する」には該当しない。

 

(4) 胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要する状態

肺や心臓、消化器などの臓器の障害で、ずっと介護が必要な状態であること。「常に介護を要する」は3と同じ。

 

(5) 両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失った状態

両腕とも手首以上で切断しているか、両腕が全く動かせず機能しない状態のことである。

 

(6) 両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失った状態

両脚とも足首以上で切断しているか、両足が全く動かせず機能しない状態のことである。

 

(7) 1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失った状態

片腕を手首以上で切断し、片脚を足首以上で切断するか、全く動かせない状態のことである。

 

(8) 1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足首以上で失った状態

片脚を足首以上で切断し、片腕を手首以上で切断するか、全く動かせない状態のことである。

 

以上の通り、団信が認める高度障害状態とは、視力・言語機能に重大な問題を抱えてしまったり、日常生活に重大な問題を抱え、就業不能な状況であることを指します。

 

団体信用生命保険の保険料は?

団体信用生命保険は生命保険の1種です。

そのため、団信付きの住宅ローンを借入するというということは、仮に、住宅ローンで5,000万円を借入している方の場合、死亡時に5,000万円の保険金を受け取ることのできる生命保険に加入しているのと同様の効果が得られます。

 

こういった団信の保険料はいくらぐらい支払う必要があるのでしょうか?

住宅購入、住宅ローン借入時の諸費用計画として知っておきたいところです。

 

実は、民間銀行の住宅ローンを借入する場合の団信は、住宅ローン借入人の支払い負担はありません。

つまり、保険料の支払いはなく、無料で加入できます。

これは、団信の契約者は銀行であって、住宅ローンの借入人では無いためです。銀行は住宅ローン借入人から受け取った利息を原資として保険料を支払っています。

 

ただし、この時注意したいのが以下の2点です。

  1. フラット35の団信は借入人が支払う
  2. 特約付き団信では別途費用支払いが発生することがある

 

フラット35は団信への加入が必須ではなく、住宅ローン借入人の任意となります。

そして、団信の保険料の支払いも借入人の負担となります。

フラット35の団信の場合、通常、借入金額の0.2%を別途支払うことになります。

 

そのため、民間銀行の住宅ローンと、フラット35を比較する場合、単純に金利を比較するだけでなく、この団信保険料分も加味して考える必要があります。

 

次に、特約付き団信の保険料となります。

特約付き団信の詳細は後程ご紹介いたしますが、こちらも別途追加の保険料を支払うのが通常です。

特約付き団信の保険料は銀行ごとに異なりますが、こちらも0.2%~0.3%の金利上昇となるのが一般的です。

 

団信の保険料はいくらぐらい?

 

団体信用生命保険の告知書の書き方

団信の告知書は原則、「はい」と「いいえ」で答えを記載する内容になっています。

そのため、現在通院中、治療を受けているという方や、過去に目立った病歴の無い方は、特別記入することはありません。

また、全ての項目に対して、該当がない(「いいえ」)にならないといけないということではなく、該当がある(「はい」)を選択しても、内容次第で団信への加入が認められることもあります。

 

なお、団信告知書で告知が求められる主な質問内容は以下の通りです。

 

1)最近3カ月以内に医師の治療(指示・指導を含む)や投薬を受けたことがありますか

2)過去3年以内に次の病気で手術を受けたり、あるいは2週間以上にわたり医師の治療(指示・指導を含む)や投薬を受けたりしたことがありますか。

  • 狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、先天性心臓病、心筋症、高血圧症、不整脈、その他心臓病
  • 脳卒中(脳出血・脳梗塞・くま膜下出血)、脳動脈硬化症、その他脳の病気
  • 精神病、うつ病、神経症、てんかん、自律神経失調症、アルコール依存症、薬物依存症、知的障害、認知症
  • ぜんそく、慢性気管支炎、肺結核、肺気腫、気管支拡張症 ・胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、すい臓炎、クローン病
  • 肝炎、肝硬変、肝機能障害 ・腎炎、ネフローゼ、腎不全 ・緑内障、網膜の病気、角膜の病気
  • ガン、肉腫、白血病、腫瘍、ポリープ ・糖尿病、リウマチ、膠原病、貧血症、紫斑病
  • 子宮筋腫、子宮内膜症、乳腺症、卵巣のう腫

3)手や足の欠損または機能に障害がありますか。または背骨(脊柱)・視力・聴力、言語、そしゃく機能に障害がありますか

 

なお、上記の告知書で治療歴、通院歴があるものとして「はい」を選択した場合、現在の治療状況(既に完治が認められている)や、診断内容などについて補足説明の記載が求められるものもあります。

特に、完治しているものについては、状況を説明することで団信加入が認められる可能性も高まります。

しっかりと記載しておきましょう。

 

団体信用生命保険に加入できない時は?

先述した通り、健康状態などの条件により団信に加入できない場合があります。

そのようなケースでは、住宅ローンの借り入れを諦めるしかないのでしょうか。

健康状態の告知で加入できなかった場合、フラット35を利用するかワイド団信に加入するといった方法があります。

 

まず、フラット35ですが、民間銀行の住宅ローンと異なり、団信への加入は必須・条件となっておらず、任意で選択して良いことになっています。

よって、健康状態に関係なく住宅ローンの借り入れが可能となるのです。

 

しかし、借り入れができるというだけであって、団信に加入していないリスクはついてきます。

当然、死亡または高度障害に陥った場合でも住宅ローンは残りますので検討を十分に重ねて決断してください。

 

次に、ワイド団信を見ていきましょう。

ワイド団信とは、従来の団信よりも加入条件が緩和された団信です。

つまり、健康状態の条件により、通常の団信に加入できなかった場合でも加入できる可能性があるのがワイド団信なのです。

 

ただ、保険会社によっては加入可能な疾病が違ってくることもあるので確認は必要です。

そして、必ず加入できるわけではないということを念頭においておきましょう。

 

団信に加入できなかった時にできる対応方法

 

保険加入時に虚偽の告知をするリスク

団信加入時に、持病があるにもかかわらず告知しなかったり、過去に告知対象となる病歴があるにもかかわらず、告知せずに隠しておくという対応は問題ないのでしょうか。

団信の審査は、本人からの自己申告(告知)によって行われますので、隠しておけばばれないという可能性も考えられます。

 

結論からすると、虚偽の告知は絶対にやめておきましょう。

 

万が一、持病が悪化し事実を告知しなかったことが判明すれば、団信の契約を解除される可能性が高いのです。

つまり、死亡したり、高度障害に陥って、本来であれば団信から保険金が交付されるようなケースにもかかわらず、保険金は下りず、住宅ローンがそのまま残ってしまうことになりかねません。

 

このように住宅ローン申込時に、団体信用生命保険の告知書に嘘の内容を記載することを「告知義務違反」と呼びます。

告知義務違反は詐欺行為として保険会社から訴えられたり、生命保険契約の解除、支払い拒否となる可能性のある行為ですので行ってはいけません。

 

残される家族や肉親のことを考え、団信の告知は事実を伝えましょう。

持病があったり、過去に大病を患ったことがあったとしても、先に紹介したワイド団信やフラット35など打つ手はまだあります。

 

特約付き団体信用生命保険とは?

団信に、生命保険のような特約(オプション)をつけたタイプの特約付き団体信用生命保険があります。

団信は、フラット35のように任意での加入の場合を除いて無料ですが、特約付き団信は有料が基本です。

これはオプションとなる特約に関して追加料金が必要となるためです。

 

特約付き団信を大きく分けると次のように分類されます。

 

がん保障特約付き団信

がんと確定診断された時に保険金が下りるオプションが付いた団信です。

すでにがんが発症している場合は付けることはできません。

確定診断とは、精密検査を行い、医師が間違いなく「がん」だということを最終的に確定させることです。

 

3大疾病保障特約付き団信

がん、脳卒中、急性心筋梗塞のいわゆる3大疾病で働けなくなった場合、定められた期間の返済が補償されたり、保険金で住宅ローンの残額が返済されるものがあります。

 

8大疾病保障特約付き団信

先に述べた3大疾病に加えて、高血圧、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎の5つの疾病で働けなくなった場合に、一定期間の毎月のローン返済額が補償されます。

さらに、定められた期間以上に就業できない状態が続くと、住宅ローン残高が無くなるものがあります。

 

全疾病保障付き団信

4つ目は「全疾病保障付き団体信用生命保険」です。全疾病とは、全ての病気やケガを対象とするということを意味します。

この全疾病保障付き団信の場合、診断だけで保険がおりるというものではなく、一定期間(例えば12か月間など)の就業不能状態が継続したことを条件として、以降の住宅ローン残高が無くなるように設定されているものが多いようです。

 

特約は付けたほうがいい?

団信にオプションを付けた商品をいくつか紹介してきました。

ですが、オプションをつける必要がそもそもあるのでしょうか?

 

リスクの側面から考えると、オプションはつけたほうがいいでしょう。

今の時代、2人に1人が一生の内にがんになると言われています。

しかも、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)を患う確率は40代以降から右肩上がりに増えていきます。

 

死亡に繋がらずとも入院日数は長くなりますし、大病を患うと、これまで続けてきた仕事を続けることができなくかったり、辞めなければならない事態になる可能性もあります。

住宅ローンは非常に大きな負債です。それらのリスクを回避するためにも、オプション付きの団信への加入は理にかなった判断だと言えます。

 

特約付団体信用生命保険の選び方

特約付き団体信用生命が選べる住宅ローンにはいろいろな商品があります。

自分にあった条件のオプションを選ぶ注意点を紹介します。以下の点を意識して住宅ローンを選ぶようにしましょう。

 

保険金が下りる条件

団体信用生命保険に特約を付けると、団信の保障以外にも3大疾病や8大疾病なども保険の対象になってきます。

しかし、商品により支払いの条件が具体的に決められています。

例えば、医者から「がん」など、対象となる病気の診断を受けた時点で保険金が支払われる住宅ローンもあれば、設定された期間の「就業不能」が確定した段階で支払われるものもあります。

 

団信の支払い対象となる条件をしっかり確認した上で判断しましょう。

 

生命保険と比較する

一般的な特約付き団信の場合、住宅ローンの借入金利が0.2~0.3%程度上乗せになります。

つまり、5,000万円の住宅ローン借入時であれば、年間で、10万円~15万円程度の支払い増となります。

 

これだけの支払い金額の増加であれば、特約付き団信に限定せず、ご自身で希望にあう生命保険に加入するということも選択肢に入ります。

そのため、団信の特約と生命保険を良く比較して、ご自身にあったものを選ぶ必要があります。

 

団信で万が一のことが保障されるのは住宅ローンの返済期間中のことです。

もしもの時に支払われるのは住宅ローンだけで、治療費は対象外となります。

生命保険では治療費を支払ってくれますが、住宅ローンまでは面倒を見てくれません。

その辺りのことを視野に入れて検討するのも、オプション付き団信を選ぶポイントになります。

 

特約付き団信の注意点

いざという時に安心の特約付き団信ですが、加入時にいくつか気をつけたい点があります。

 

特約を途中から付けることはできない

健康面などの将来のことはわかりませんよね。今現在は健康面に全く問題がなかったとしても数年後に病気が発症する可能性もあります。

住宅ローン借入時には問題ないと考えていたものの、後から健康面に不安を感じるようになり、特約を付ければ良かったと後悔することがあります。

 

しかし、一旦、特約無しで住宅ローンを借入した後に、後から追加するということはできません。

今、しっかり検討して決めなければなりません。

 

契約年齢の上限が設定されていることもある

多くの商品では上限は50歳となっていることが多いのですが、中には46歳をボーダーラインとして内容が変更となる商品もあります。

事前に確認を怠らないようにしましょう。

 

金融機関により保障内容が異なる

がん保障特約付き団信、3大疾病保障特約付き団信、8大疾病保障特約付き団信を前述しました。

これらは名称が同じでも、金融機関によりカバーできる内容が違うケースがあります。保険金の支払い条件を確認してから加入しましょう。

 

団信もおすすめの住宅ローン

ここでは団体信用生命保険の特約内容も含めて、2021年現在おすすめの住宅ローンをご紹介します。

これから住宅ローンを選択する方は、是非、ご参考にしてみてください。

 

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行住宅ローン13年連続1位

 

  • 団信の保険会社:東京海上日動火災保険
  • ワイド団信の取り扱い:有

 

日本国内で最も取扱い額が大きい、人気No1の住宅ローンが三菱UFJ銀行の住宅ローンです。

そして、三菱UFJ銀行住宅ローンの団信特約は7大疾病保障付住宅ローンです

 

 

さらに、三菱UFJ銀行の場合、店舗で対面による住宅ローン申込も可能ですが、インターネット経由で相談・申込することも可能です。

そして、重要なことは、インターネット経由で申込すると借入金利が低くなるということです。

 

三菱UFJ銀行の場合、インターネット申込専用の住宅ローンが用意されています。

同じ銀行の住宅ローンにも関わらず、借入金利が異なります。住宅ローンは大きな金額を長期間で借入するため、少しの金利差が大幅な支払額の差につながります。

信頼感のある安心の住宅ローンを希望なら、三菱UFJ銀行の住宅ローンを選択肢に含めた方が良いでしょう。

 

三菱UFJ銀行住宅ローン
4.95




☆三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローン
☆13年連続で日本で最も利用されている住宅ローン
☆変動金利 0.475%(2022年1月現在)
☆3年固定金利 0.34%、10年固定金利0.74%(2021年4月現在)
☆申込手続きなどはネットで完結
☆7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus>も利用できます

借入可能額(最大)

1億円

適用金利・手数料など

変動金利 0.475%、3年固定金利 0.39%、10年固定金利0.74%(2022年1月現在)

その他優遇など

7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus>

 

住信SBIネット銀行

 

  • 団信の保険会社:カーディフ生命保険

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンは、民間銀行の住宅ローンのなかでも、変動金利の水準はトップクラスの低金利となっています。

さらに、住信SBIネット銀行の審査基準は、通常、審査が厳しめと言われるネット専業銀行のなかでも、比較的審査は甘めであって通りやすくなっています。

 

また、住信SBIネット銀行は全疾病保障付き住宅ローンに無料で加入できることも特徴です。

全ての病気、けがを対象として、12ヶ月就業不能が継続すると、その時点で住宅ローンの残額を団信が負担してくれます。

さらに、この団信の保険料を、特約部分も含めて住信SBIネット銀行が負担してくれますので、借入人の保険料負担は一切ありません。

 

住信SBIネット銀行
4.98

★住信SBIネット銀行の住宅ローン
★業界トップクラスの低金利
★新規購入時の通期変動金利は0.32%(2023年5月現在)
★全疾病保障保険の特約を無料で利用できる

借入可能額(最大)

1億円

適用金利・手数料など

変動金利0.32%(借り換え時 0.299%) ※所定の条件を満たした場合の通期変動金利となります※掲載金利は最大金利引下げ幅時の適用金利です。審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります。

所要時間

申込から融資実行まで1ヶ月程度

その他優遇など

全疾病保障特約を無料で付加、一部繰上げ返済手数料無料

 

 住信SBIネット銀行住宅ローンのメリット・デメリットまとめ

 

SBIマネープラザ

 

  • 団信の保険会社:SBI生命保険

 

なお、住信SBIネット銀行には「SBIマネープラザ」という対面相談用の店舗もあります。

一般的に、ネット専業銀行のデメリットは対面相談ができないことだと言われます。

しかし、SBIマネープラザを活用すれば、対面相談を活用して住宅ローンを借入することができます。

 

もちろん、SBIマネープラザで相談して住宅ローンを申し込みして、住信SBIネット銀行のネットならではの住宅ローンの金利や、サービスを活用可能です。

なお、SBIマネープラザは店舗数も少ないため、相談するには予約が必要となります。

 

▼SBIマネープラザの予約はこちら

SBIマネープラザ
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★SBIマネープラザの住宅ローンサービス
★完全予約制ですのでまずはご予約ください
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住信SBIネット銀行と同水準の低金利
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借入可能額(最大)

2億円

適用金利・手数料など

変動金利 0.41%、10年固定金利 0.53% (2021年7月時点)

所要時間

申込から融資実行まで1ヶ月程度

その他優遇など

団信・全疾病保障付(金利上乗せなし)

 

au住宅ローン(じぶん銀行)

au住宅ローンならauユーザ以外でもお得に利用できる

 

  • 団信の保険会社:クレディ・アグリコル生命保険

 

じぶん銀行とは三菱UFJ銀行とauを運営するKDDIが共同で設立したネット銀行です。

新しくできたネット銀行ならではの低金利とお得な団体信用生命保険の制度が魅力です。

 

au住宅ローンの団体信用生命保険には通常の死亡保障に加えて50%がん保証が付加されています。

50%がん保証+全疾病保障とは、以下の3つの保証が追加された団体信用生命保険です。

 

  1. 死亡もしくは指定の高度障害、もしくは余命6ヶ月以内の診断
  2. すべての病気・けがを対象として入院が180日以上継続された場合

①、もしくは②の場合、住宅ローン残高は0円になります。

③がんと診断された場合には住宅ローン残高が50%に減額されます。

 

この①、②、③の保証が付いた団体信用生命保険を、利用者の負担0円で加入することができます。

もちろん、auユーザー以外の一般の方もau住宅ローンを利用できます。

 

 

2021年3月現在、変動金利は0.410%、10年固定金利でも0.55%で借入可能です。

 

▼ご相談はこちら

au住宅ローン(新規申込)
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☆auユーザー以外の方でもお申込みできます
*じぶん銀行は三菱UFJ銀行とauの共同設立のネット銀行

借入可能額(最大)

2億円

適用金利・手数料など

変動金利 0.31%、10年固定金利 0.465%(2022年1月時点・au金利優遇割適用時)

所要時間

申込から融資実行まで1ヶ月程度

その他優遇など

一般団信・がん50%保障団信の保険料が無料、一部繰上返済手数料が無料

 

まとめ

住宅ローンは長期間に渡って借入・返済を行う商品です。

そのため、借入時に問題ないと思っていても、後から健康面に問題が発生することがあります。

こういったリスクを回避する手段として、団体信用生命保険は重要です。

 

しかし、住宅ローンを借入したいと考えるタイミングで、病気の治療を行っていたり、過去に病歴・通院歴があると団体信用生命保険に加入できないことがあります。

 

団体信用生命保険のことを良く理解したうえで、団信加入を行うのかどうか、特約を付けるかどうかなどを判断する必要があります。

住宅ローン借入後の不安を軽減することにもなりますので、団体信用生命保険を良く理解して活用するようにしましょう。

 

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