カードローンは借入限度額内であれば、いつでも自由に、現金を借入でき、毎月の約定返済日に「最低返済額」で無理なく返済を続けられることが大きなメリットです。勤務先での飲み会など、急な出費にも対応可能であり、幅広い方に人気の融資商品です。
さらに、事業性資金以外は自由に借入できることも魅力で、旅行や自己啓発、冠婚葬祭など急な出費が必要な場合など、利用目的に応じた選び方ができます。
最近、SMBCコンシューマファイナンスと社名を変えた「プロミス」や、人気タレントを起用した大手金融機関など、カードローンのTVコマーシャルは頻繁に見かけるようになりました。
カードローンは利便性が高く利用者も多い一方で、借りすぎによって突然、返済額が増えてしまったり、場当たり的な利用によって、「多重債務」に陥ってしまうといった失敗談も良く耳にします。
カードローンは利用方法次第では、生活を豊かにする反面、失敗すると取り返しのつかないことにもなり得ます。失敗しないために重要なことの1つは、カードローンを借入する「銀行や消費者金融の選び方」です。
カードローンの選び方のポイントとなる、「金利・保証会社(審査)・利便性」の観点から、カードローン選びの極意について解説いたします。
カードローンの選び方「金利編」
まず、金利から解説します。金利とは、カードローンを利用する方にとって「コスト」、「費用」にあたるものです。当たり前の話ですが、費用負担が少なく利用できるなら、それに越したことはないですよね。
低金利のカードローンを選択することは重要です。そのため、まずはカードローンに申込みをされる前に、いくつかの銀行や消費者金融のホームページなどで金利を比較しましょう。金利を確認するのは、カードローンの選び方の基本中の基本といえます。
カードローンの上限金利
融資を生業とする業者を規制する法律の1つに「利息制限法」というものがあります。
利息制限法は、融資を行なう業者が請求できる金利の上限を定める法律です。
利息制限法は、融資額に応じて段階的に定められており、「10万円未満が20%まで」、「10~100万円未満が18%まで」、「100万円以上が15%まで」と定まっています。正当な貸金業者などから借入するのであれば、この利率を超えることは、まずありません。
カードローンの金利は借入限度額の大きさによっても異なります。借入限度額が大きい方が、借入金利の上限も低くなっていきます。
しかし、通常、カードローン契約を始めて締結する段階で、100万以上の高額の借入限度額を設定してもらえることは稀です。よって、限度額100万以下の利率を中心に、カードローンを比較するのが良いでしょう。
増額しやすいカードローン
金利と関係性のあるカードローンの借入限度額の増額について記載します。意外に知られていませんが、低い金利で借入するためには、カードローンの借入限度額をできるだけ大きくすることが重要です。
そのため、一旦借入契約をしたあとでも、増額申込に対応してくれる銀行や消費者金融を選ぶのが良いでしょう。
増額経緯は通常2パターン
1つ目は、銀行などから増額を勧められるパターンです。
借入後に延滞がなく、毎月の返済実績を積み上げていくことで、貸主である金融機関側から声がかかり、利用限度額増額の手続きを進めるパターンです。こちらで勧誘された場合、希望すると、審査に通りやすく、増額できる可能性が高くなります。
銀行でも、審査に通る可能性の高い方に、増額申込を案内するため、その案内を受け取れるだけでも重要なこととなります。
2つ目は、利用者から増額を求めるパターンです。
借主である契約者本人から、銀行や、消費者金融に対して、限度額の増額申込みを行うパターンです。どちらのパターンでも増額時の審査は必要です。
上記のパターンのうち、いずれかで審査に通過し増額できるチャンスがあった場合には手続きを進めてみてください。なお、適用金利の利率や、いつから新金利が適用開始となるのかを、事前に確認されたほうが良いでしょう。
一方で、ここで説明している内容は、あくまでカードローンの金利を下げる目的の増額であるということです。ここは注意が必要です。
限度額を上げる一方で、上げた増額分の追加借入は極力行わないということです。
仮に、追加の借入をしてしまうと、借入残高が増えることで場合によっては毎月の返済額も増えてしまい、返済額の負担が大きくなってしまうため、注意が必要ということです。
カードローンの限度額だけ上げて金利を下げ、増額分の追加借入は一切せずに借入残高はそのままにしておく。こうすれば、低い金利で、かつ、借入を利用することが可能になります。
<関連:借入限度額を増額する方法>
カードローンの増額を柔軟に対応できる金融機関を選ぶことが、低い金利で借入を利用できることに繋がります。
金利について補足ですが、最近では、「初回○○日間無利息」を利用できるカードローンもあります。
この無利息期間内で完済できる場合や、初回借入から比較的近い日付で、額を元本返済に充てれそうな場合は、ダイレクトに利息軽減効果に繋がり、メリットは大きくなります。
このような銀行や消費者金融を利用することもカードローン選び方のコツです。
<30日間無利息の例>
☆土日でも借入可能
☆24時間申込受付
☆三菱UFJフィナンシャル・グループ
*おすすめ度は当社独自評価による
借入可能額(最大) | 800万円 |
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適用金利・手数料など | 3.0%~18.0%(実質年率) |
所要時間 | 審査は最短30分、最短即日借入も可能 |
その他優遇など | 最大30日間金利0円 |
☆WEB申込なら来店不要で申込完結
☆郵送物不要、WEB完結で誰にも知られず申込可能
☆24時間申込可能
☆2020年オリコン ノンバンクカードローン部門第1位
借入可能額(最大) | 500万円 |
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適用金利・手数料など | 4.5%~17.8%(実質年率) |
所要時間 | 最短即日 |
その他優遇など | 30日間利息0円(初回利用日から30日) |
カードローンの選び方「保証会社(審査)編」
次に、カードローンの保証会社から選ぶ、カードローンの選び方の極意となります。
カードローンの保証会社と言われても「何のこと」か解らないという方は多いと思います。簡単に保証会社について確認しておきましょう。
一般的に金融機関からお金を借りる場合、担保や連帯保証人を求められます。しかし、カードローン契約時には担保も連帯保証人も不要です。その代わりに保証会社の保証が求められます。保証会社というのは、カードローンの利用者が借入後に返済を無理なくできるということを金融機関に保証するための会社です。保証会社は、カードローンの申込が行われると、利用希望者の審査をして、金融機関に対して債務を保証します。
よって、保証会社の審査が可決にならなければ、申込人はカードローンを利用することができなくなります。いわゆる審査に落ちるという状態です。
まず銀行や消費者金融が、自社のみで審査をしているのか、それとも保証会社が別に存在し、そこで審査をしているのか、それぞれ見極めて選ぶことが重要です。
一概に、どちらがいいとはいえませんが、「一社でも多くの保証会社がついている場合」には、その分、各保証会社の審査をするはずなので、必然的にカードローン審査に通過できる可能性は高くなります。
各保証会社の審査項目、判定基準は気になるところですが、正直ここは気にする必要がありません。通常、審査条件についての開示は一切していないことが理由です。
これは、少ないパターンかと思いますが、カードローンを利用するときに、選んだ銀行や消費者金融の候補が1社以上ある場合、カードローンごとの保証会社が重複しないようにしておくのが理想です。
仮に1社が否決で、2社目が同じ保証会社だった場合、ほとんどの確率で審査は否決となります。カードローン会社をいくら変えても、保証会社が同じであれば、審査基準はかなり近く、同様の審査結果になる傾向があります。
なお、複数のカードローン会社に、同時に審査依頼を行うことによって、一般的な申込みブラック扱いとなり、むしろ審査に通りにくくなってしまいます。カードローンの申込みをした履歴も個人信用情報に残ってしまいます。よってカードローンの同時申込みは、多くても2-3社程度にするのがよいでしょう。
延滞すると借入困難になる
カードローンなどの借入で、1ヶ月以上延滞すると、高い確率で、個人信用情報に、延滞の事実が掲載されます。個人信用情報に延滞履歴が残っている場合、新たなカードローンに借入申込して、99.0%審査は通らなくなります。
延滞した日数や回数が多ければ、それだけ審査に通過できる可能性も下がります。では残り1%の可能性ですが、例えば、延滞した日数が、数日程度であっため、そもそも個人信用情報に記載されていなかった、とか、延滞はあるものの、収入が規定に満たされていた場合、などが挙げられます。
ただし、あくまで各保証会社の審査基準に準ずるため一概には言えません。
延滞があった場合には、期間はどれくらいだったか、個人信用情報に記載される範囲なのか、を正確に掴んでおくことが非常に重要です。
またカードローンなどの支払い延滞以外に、最近良く効くのがスマートフォンなどをクレジットカードで購入した場合の割賦支払いによる延滞です。これも個人信用情報に載ると審査否決になる可能性が高いです。
カードローンの選び方「利便性」
次に利便性です。利便性というのは「使いやすさ」、「便利さ」といった点です。カードローンは借入前後の利便性についても、比較しておくことが大事です。
- 例えば、申込み方法は書面なのかネットなのか?
- 事前に口座を開設する必要があるのか?
- 申込してから、借入ができるまでにどれくらいかかるのか?
- コンビニで借入・返済できるのか?手数料は必要ないか
…など挙げたらキリがありません。
まず、借入前の利便性として重要だと思うのは、最初に口座開設が必要なのかどうかです。ここは借入ができるまでの期間にとても影響してきます。
現在、口座開設とカードローン審査申込みを同時に行える銀行もありますが、万が一審査が否決になった場合、口座開設だけを勝手に進められる、といったことも起こり得ます。
よって最初から口座開設が必要なのかどうかは、予め確認しておきたいポイントの一つです。
<借入までの時間が早いカードローン>
☆アイフルのカードローン
☆審査はWEBで完結・来店不要
☆郵送物一切なし。誰にも知られずに申込も可能
借入可能額(最大) | 800万円 |
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適用金利・手数料など | 3.0%~18.0%(実質年率) |
所要時間 | 審査・融資まで最短25分 |
その他優遇など | 最大30日間利息0円 |
申込方法が簡単
カードローンの申込に関する利便性としては、「SMBCモビット」がおすすめです。SMBCモビットには、「WEB完結申込」という制度があります。
WEB完結申込を利用すると、電話確認や、書類の郵送なく、借入できる可能性があります。カードローンの申込をするにあたって、職場や、ご家族に知られたくないという方は少なくありません。
そんな時、在籍確認などの電話連絡が「煩わしい」と感じることがあります。SMBCモビットは、そんな煩わしさのほぼ無いカードローンとしておすすめです。
▼SMBCモビットのご案内
☆SMBCグループ
☆WEB完結申込なら「来店不要」「郵送物なし」「電話連絡なし」で申込完結
☆誰にもばれずに申込したい方にも最適
借入可能額(最大) | 800万円 |
---|---|
適用金利・手数料など | 3.0%~18.0%(実質年率) |
所要時間 | 10秒で簡易審査・即日借入可能:*申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱いとなる場合があります |
<関連:SMBCモビットを利用するメリットは?>
増額可否も利便性の1つ
カードローン金利の説明で少し触れた、借入限度額の増額時の手続きの方法です。
仮に増額可能となった場合、手続きは簡易的であるのか、来店や書面のやり取りは必要なのか、新金利が適用されるのはいつ、どのタイミングなのか等、これら手続き上の利便性について確認しておきましょう。
また、返済方式も各金融機関によって異なる場合があります。一般的には元金均等返済や元利均等返済ですが、稀に、先の2つの返済方式にも該当せず、利息を元本に含めた残高とみなして次回の返済額を決める返済方式もあります。
この返済方式もしっかりと理解したうえでカードローンを選ぶようにしましょう。
<関連:土日に借入可能なカードローン>
まとめ
カードローンは計画的に利用すれば、好きな時に、まとまったお金を現金で借入ができるため非常に便利な金融商品です。
一方で、利用方法が悪いと、大きな失敗に繋がる可能性があります。リスクも考慮しながら運用していく必要があります。そのためには、ご自身にあったカードローンを見つけることが重要です。
借入をされる前に、いくら必要で、毎月いくら返済していけるのかをしっかりと考えて計画的に利用していくことが大切です。