住信SBIネット銀行の住宅ローンのデメリットは、店頭型銀行のような窓口がなく、相談しにくいことだと言われます。
住宅という「巨大な買い物」は、「気が済むまで相談」したうえで行ないたいものです。
住宅ローンも同様で、納得するまで相談して借入したいですよね。
住信SBIネット銀行に関わらず、ネット専業銀行は、「実店舗がないため」、一般的に窓口相談ができません。
しかし、ネット銀行の住宅ローンの中でも、最も人気の高い「住信SBIネット銀行」の住宅ローンで、実は窓口相談して借入できる制度が始まっているのをご存知でしょうか?
この住信SBIネット銀行の窓口相談のサービスをご紹介するとともに、「本当に使える?」、「役に立つの?」といった疑問や、窓口相談を100%活用するためのポイントを解説します。
住宅ローン金利は重要!
住宅ローンは借入金額が大きいので「ほんの少しの金利の違い」が驚くほどの支払い額の違いを生みます。
仮に4,000万円を住宅ローンで借入する場合で、A銀行と、B銀行の金利が0.5%違うと仮定します。
この場合、年間の支払い金利は20万円も差が出ます(4,000万円×0.5%)。
金利の違いで20万円の支払い額の差が生まれればばかに出来ないですよね。
正直、普段の買い物で節約しても、年間20万円の節約なんて出来ないですよね。
そのうえ、この20万円はたった1年間で生まれる差です。
住宅ローンを1年間だけ借入するなんてこと無いですよね。通常、30~35年借入します。
そうすると、20万円×35年間÷2(元金の返済が進むと金利が減少しますので簡易的に半分)で、350万円も差が出ることになります。
350万円違うなら、もう黙ってはいられないですよね。
住宅ローンは、「借入金額が大きい」ので、ほんの少しの金利差が、信じられないくらいの支払額の差を生むのです。
銀行間でそんなに違う?
とは言いつつ、住宅ローンの借入先の選び方で、銀行が違うだけで本当にそこまで大きな金利差が生まれるかという疑問もありますよね。
「銀行は横並びだから、結局、どこで借入したって同じでしょう?」という声も聞こえてきそうです。
しかし、住宅ローンの金利は銀行間で全く違います。
例えば、住信SBIネット銀行の変動金利で住宅ローンを借入すると金利は0.41%です(2021年5月現在)。
一方で、ゆうちょ銀行で住宅ローンを借入する(スルガ銀行の代理受付)と、2.475%です。銀行が違うだけで2%以上もの差があることが解りますよね。
★住信SBIネット銀行の住宅ローン
★業界トップクラスの低金利
★新規購入時の通期変動金利は0.32%(2023年5月現在)
★全疾病保障保険の特約を無料で利用できる
借入可能額(最大) | 1億円 |
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適用金利・手数料など | 変動金利0.32%(借り換え時 0.299%) ※所定の条件を満たした場合の通期変動金利となります※掲載金利は最大金利引下げ幅時の適用金利です。審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります。 |
所要時間 | 申込から融資実行まで1ヶ月程度 |
その他優遇など | 全疾病保障特約を無料で付加、一部繰上げ返済手数料無料 |
現在は過去になかったほどに住宅ローン金利が低下しています。
しかし、全ての住宅ローンの金利が低下しているわけではなく、銀行ごとの住宅ローン金利の差が大きくなってしまっています。
そのため、住宅ローンを借り入れする銀行の選び方次第で、0.5%どころか、2%近くもの金利差が生まれます。
ゆうちょ銀行は極端な例ですが、都市銀行の大手である三井住友銀行の住宅ローンの変動金利も0.625%(2021年5月現在)です。
住信SBIネット銀行なら0.15%も低い金利で住宅ローンを借入できます。
さらに、地方銀行やゆうちょ銀行になれば、住宅ローン金利は高くなっていきます。
▼最新の金利状況はこちら
2020年2月最新住宅ローン金利 |
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2020年2月変動金利ランキング |
2020年2月10年固定/20年固定ランキング |
この住宅ローンの金利差が年間で6万円、35年間で105万円の支払額の差になります(4,000万円借入時)。
さらに、住信SBIネット銀行には「全疾病保障」という無料のサービスがあり、他行で0.3%の金利に相当するサービスを無料で受けることができます(詳細は後述します)。
つまり、住信SBIネット銀行の住宅ローンは、0.5%のメリットがあることになります。
三井住友銀行などの大手都市銀行や地方銀行で住宅ローンを借入する方って少なくないですよね?
金利が低ければ良いのか?
住宅ローンの金利が大切なら、みんな金利の低いネット専業銀行(住信SBIネット銀行や、楽天銀行など)で住宅ローンを借入しているかと言えば、必ずしもそうではありません。
住信SBIネット銀行で住宅ローンを借入する方の人数は爆発的に増えましたが、以前、三井住友銀行や、三菱UFJ銀行など、「店頭型の銀行で住宅ローンを借入する人」はたくさんいます。
それはネット専業銀行の住宅ローンにデメリットを感じる方がいるからです。
ネット専業銀行の住宅ローンでデメリットと言われる一番の要素は、「ネット専業銀行の住宅ローンは対面での窓口相談が出来ない」ということです。
数千万円もの借入金額になる住宅ローンを、融資担当者に直接会って相談することなく、インターネットからの手続きだけで借入することを不安に思う方は結構多いのです。
住宅ローンを借入する方の多くは「初心者」です。一生に一度しか利用しない方も多いでしょう。
そのため、住宅ローンの申込・借入手続きに慣れている方は少なく、しっかりと「対面で相談しないと、申込方法や、必要書類の準備が解らなくて不安」という人も多いでしょう。
つまり、住宅ローンの選択には、金利だけでなく、「相談できる」ことが重要な要素になっています。
そのため、窓口で対面相談できないことは、ネット専業銀行の最大のデメリットになっています。
住信SBIネット銀行は相談できる
しかし、対面相談が大切と言っても「低金利の住宅ローン」は魅力です。
理想を言えば、低金利で、かつ必要な時だけ相談できる住宅ローンがあれば嬉しいところです。
実は、ネット専業銀行で、低金利の代表格である住信SBIネット銀行は、店頭での窓口相談ができる低金利の住宅ローンです。
「なんで?」、「本当?」と思われる方も多いかもしれません。確かにこのことは実はあまり知られていません。
実際、住信SBIネット銀行のホームページでも大きくは取り上げられていません。
しかし、実際に住信SBIネット銀行は対面相談できる銀行です。
住信SBIネット銀行には「SBIマネープラザ」と呼ばれる店舗が全国各地にあります。
SBIマネープラザではWEBからの住宅ローン申込だけで、相談が出来ないことに不安・不満を感じる人のために対面で相談できる窓口を開いています。
つまり、住信SBIネット銀行の住宅ローンなら窓口相談が可能です。
この時点で既に、住信SBIネット銀行が、「ネット専業銀行ではないかも?」という疑問は置いておき、金利の低い住宅ローンを、気が済むまで相談して借入したい方に非常におすすめのサービスになっています。
住信SBIネット銀行の相談方法は?
実際に住信SBIネット銀行の相談窓口が用意されているのは全国の主要都市です。
東京なら、新宿と秋葉原、その他都市では、横浜、大宮、名古屋、大阪、福岡などに窓口が用意されています。
住信SBIネット銀行の住宅ローン相談が出来るとは言っても、まだまだ「店舗数」は多くありませんので事前予約が必須です。
★SBIマネープラザの住宅ローンサービス
★完全予約制ですのでまずはご予約ください
★ネット銀行の低金利を対面相談で利用可能
住信SBIネット銀行と同水準の低金利
全疾病保障特約を無料で利用できる
借入可能額(最大) | 2億円 |
---|---|
適用金利・手数料など | 変動金利 0.41%、10年固定金利 0.53% (2021年7月時点) |
所要時間 | 申込から融資実行まで1ヶ月程度 |
その他優遇など | 団信・全疾病保障付(金利上乗せなし) |
住信SBIネット銀行のホームページでも、住宅ローンの店頭相談ができることは、あまり大きく取り上げられていません。
これは、窓口の無い県もあること、店舗数が少なく相談希望者が増えると対応できないためと考えられます。
そのため、住信SBIネット銀行のホームページから探しても、「相談できる」ということに気付かない方が多くいます。
ネット銀行のメリットは健在
でもここに至ると逆の心配が出てきます。「ローコストだから低金利で住宅ローンを借りられるのに、窓口相談すると、せっかくの住宅ローン金利が高くなってしまうのでは?」と考えてしまいますよね。
住信SBIネット銀行の住宅ローンには、以下のメリットがあります。
- ローコスト運営による圧倒的な低金利
- 来店不要で手続き(平日昼間に来店できなくても借入できる)
店頭相談できることになると、こういった「ネット住宅ローンのメリットが失われてしまうのでは?」といった心配が出てきます。
しかし、住信SBIネット銀行の住宅ローンに関しては心配は不要です。
住信SBIネット銀行は対面相談しても低金利が変わりません。
店頭相談で申込しても、金利や手数料の上乗せなく、むしろ金利優遇が大きくなることもあります。
なお、住信SBIネット銀行では、WEB上から相談・申込する住宅ローンは「ネット専用住宅ローン」、対面相談で申込する住宅ローンを「ミスター住宅ローンREAL」として使いわけています。
しかし、金利やサービス内容は基本的に同じですので、ご自身の希望(相談するかしないか)にあわせて選択することができます。
ミスター住宅ローンREALとは、
所属銀行:住信SBIネット銀行株式会社/銀行代理業者:SBIマネープラザ株式会社/許可番号:関東財務局長(銀代)第268号
取扱業務: 円普通預金及び円定期預金の受入れを内容とする契約締結の媒介(勧誘及び受付)
※並びに資金の貸付けを内容とする契約締結の媒介(勧誘及び受付)当社は、銀行代理業に関して、お客さまから直接、金銭のお預かりをすることはありません。
※ただし、住宅ローン取引に付随するもののみを指す
実際、住宅ローンの借り換えなどを、シミュレーションしたり、諸費用の見積もりを取ったりと、銀行に相談しないと、難しいことも多いのです。相談できる住信SBIネット銀行のマネープラザはメリットが大きいと言えます。
全疾病保障も魅力
住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンには、金利以外にも、全疾病保障に無料で加入できるというメリットがあります。
このメリットは店頭型の「ミスター住宅ローンREAL」でも変わりません。
ですので、全疾病保障に負担なしで加入、病気や怪我を理由に、12ヶ月間就業出来なければ、住宅ローンの返済負担が免除されます。
全疾病保障は住信SBIネット銀行の住宅ローンの大きな魅力です。
他の銀行にも特約付きの団信を取り扱って住宅ローンはあります。
しかし、住信SBIネット銀行とはサービス内容が大きく異なっています。
大抵の銀行では、5大疾病や、8大疾病で、がんや、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病などに限定して対象にしています。
けがや、その他の病気でも対象になるというのは、住信SBIネット銀行を除いてあまりありません。
そのうえ、大部分の銀行では、疾病保障を付けると住宅ローンの借入金利が上昇します。
対して、住信SBIネット銀行では、全疾病保障を付保しても保険料の自己負担がありません。
住信SBIネット銀行の住宅ローンなら、借入金利の低さと、特約に対する保険料の0.3%のメリットを合わせて、0.5%の差が生まれるのです。
また、一部繰り上げ返済手数料、返済口座への資金移動も無料です。
相談ってそんなに大事?
ここまで住信SBIネット銀行のマネープラザで住宅ローンの「相談できる」というメリットを強調してきましたが、銀行の窓口で相談できるってそんなに大事なことでしょうか。
WEBから申込できた方が手間もかからないし、簡単そう、対面で話すのも面倒くさいという方もいると思います。
結論を言えば、住宅ローンは店頭相談できると大きなメリットがあります。
- 借り換えの場合、借り換えメリットをシミュレーションしてもらえる
- 住宅ローンにかかる諸費用や、金利優遇など、複雑なものが多く、ホームページを見ても他行との比較が簡単ではありません。相談すると違いが理解しやすくなります
- 住宅ローン申込に必要な書類も、郵送だけだと「何度も送り直し」が必要なことがあります。店頭相談だと具体的な書類準備について教えてもらえます
- 住宅ローン借入の流れは、ネット上で説明されていますが説明が不十分 そのうえ、いろんなページにまたがって調べるのが大変です。店頭相談なら全て説明してもらえます。
- 自分が住宅ローンを借入できる可能性があるか教えてもらえます
- いろんな疑問に答えてくれます(変動or固定、元金均等or元利均等、フルローンor自己資金必要など)
★SBIマネープラザの住宅ローンサービス
★完全予約制ですのでまずはご予約ください
★ネット銀行の低金利を対面相談で利用可能
住信SBIネット銀行と同水準の低金利
全疾病保障特約を無料で利用できる
借入可能額(最大) | 2億円 |
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適用金利・手数料など | 変動金利 0.41%、10年固定金利 0.53% (2021年7月時点) |
所要時間 | 申込から融資実行まで1ヶ月程度 |
その他優遇など | 団信・全疾病保障付(金利上乗せなし) |
必要なだけ相談できる
住信SBIネット銀行の住宅ローンなら、必要なだけ店頭相談できるのが魅力です。
相談してみて、十分納得できた、もう「相談は不要」となれば、WEBからの申込に切り替えることも可能です。
申込以降も、直接、住信SBIネット銀行のフォローが欲しいという方は、そのままマネープラザでの申込・相談を続行すれば良いのです。
つまり、ネットのお手軽さ、店頭のこまやかな相談の両方を、好みに応じて利用できるのが住信SBIネット銀行のメリットです。
また、住信SBIネット銀行のマネープラザですが、相談に乗ってくれる方は「住宅ローン」という商品に絞って相談に乗ってくれるため、かなり専門性の高い方が対応してくれます。
一般的な銀行窓口のように、幅広い商品を扱っている銀行員のような住宅ローンの専門担当者では無い方が「中途半端な相談」をするということがありません。
事務手数料と諸経費は?
住信SBIネット銀行に店頭で相談する場合のミスター住宅ローンREAL、WEBで申込する場合のネット専用住宅ローンともに、事務手数料・保証料は、借入金額の2.20%に相当する金額となります。
この諸費用の水準は、平均的な住宅ローンの諸費用と同水準です。
住宅ローンを借入する際に諸費用は必要ですが、マネープラザで、住宅ローンを相談することの費用はかかりませんのでご安心ください。
マネープラザをどう使う?
住信SBIネット銀行の住宅ローンを上手に活用するポイントを解説します。
住信SBIのマネープラザの利用が適する方と、そうでない方を整理しましょう。
銀行窓口で相談するには、それだけの「時間」が必要ですので、「直接相談する時間がもったいない」と言う方もいますよね。
直接相談が不要で、時間をかけずに住宅ローンを借入するなら、インターネット経由で申込できる住信SBIネット銀行の「ネット専用住宅ローン」がおすすめです。
住宅ローンの借入希望者の好みに合せて、使い分けするのがおすすめです。
- 住宅ローンの知識があり、申込書類を自分で用意できるならネット申込
- インターネットで調べることに抵抗がなく、得意という方もネット申込
- WEB検索が面倒臭く、詳しい人に手っ取り早く質問したいならマネープラザで相談
- とりあえず、専門家の意見が欲しいという方もマネープラザで相談
- 申込や、手続きを自分ひとりで準備する自信が無い方もマネープラザで相談
住宅ローンの商品内容や、申込・借入の手続きに慣れている方はあまりいません。
不動産業者や銀行の方だけで、それ以外の方に住宅ローンはあまり縁のないものです。
もし、住宅ローンに慣れている方ならネット申込が楽で、早くて、おすすめです。
それ以外の方は、住宅ローンを活用するのは人生で1回~2回程度のものです。
だから、初めての住宅ローン申込で、良く知らないという方は、専門家に相談して疑問を解消したり、十分に納得してから申込するのがおすすめです。
専門家に相談したい方は、SBIマネープラザで相談して、十分に納得したうえで、住宅ローンを申込みしましょう。
★住信SBIネット銀行の住宅ローン
★業界トップクラスの低金利
★新規購入時の通期変動金利は0.32%(2023年5月現在)
★全疾病保障保険の特約を無料で利用できる
借入可能額(最大) | 1億円 |
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適用金利・手数料など | 変動金利0.32%(借り換え時 0.299%) ※所定の条件を満たした場合の通期変動金利となります※掲載金利は最大金利引下げ幅時の適用金利です。審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります。 |
所要時間 | 申込から融資実行まで1ヶ月程度 |
その他優遇など | 全疾病保障特約を無料で付加、一部繰上げ返済手数料無料 |
まとめ
住宅ローンは借入金額も大きく、迷いや、不安を残したまま借入するのは好ましくありません。
かといって、そのために金利の高い銀行で住宅ローンを借りてしまって、金利の差が大きいと、総支払額が数百万円単位で増加するのも困ります。
これまで、住信SBIネット銀行の住宅ローンは金利が圧倒的に低いけど、ネット銀行だから相談が出来ないのがデメリットでした。
実際、住信SBIネット銀行の口コミ・評判も、「相談できない」、「コールセンターだけだと解りづらい」という不満が多く見られました。
今回ご紹介した「住信SBIネット銀行、ミスター住宅ローンREAL」なら、デメリットを解消して、良いとこ取りの利用が可能です。
是非、マネープラザを活用して、納得いくまでの相談をされてみてはいかがでしょうか。
以下、ご参考として、住信SBIネット、住宅ローンの簡単なご紹介です。
住宅ローンの商品概要
住信SBIネット銀行の住宅ローンの特徴は金利の低さです。
住信SBIネット銀行の住宅ローン(ネット専用、ミスター住宅ローンREALで同一)では、2020年1月現在の適用金利は、変動金利0.415%です。
住信SBIネット銀行の住宅ローン金利は他行と比べて圧倒的に低いのが最大の特徴です。
*適用金利は、記事作成時点の適用金利であり、金利情勢等により毎月見直されます。
優遇幅はずっと続きます
住信SBIネット銀行の住宅ローンは変動金利の金利優遇幅(2.331%)が完済時まで変わりません。
つまり、住信SBIネット銀行、住宅ローンなら、お得な金利が最後まで続きます。
店頭の基準金利が上昇しなければ、この0.5%を切る金利水準が35年間続くということです。
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