住宅ローンはどこで借入するのが良いのか迷っている方は多いのではないでしょうか。
住宅ローンは大きな金額を長期間に渡って借入するため、銀行の選び方次第で支払い額は大幅な差が生まれます。
しかし、慣れていない方にとって住宅ローン選びは意外に難しいものです。
金利や、諸費用、審査の厳しさ、手続きの煩雑さ、不随するサービスなど比較するポイントは多く、迷ってしまいますよね。
今回は、住宅ローンのなかでも、「業界トップ水準の低金利」として人気が高い「住信SBIネット銀行」の住宅ローンについて、その魅力と上手に活用するための申込方法、審査基準についてご紹介いたします。
住信SBIネット銀行は金利が低い
住信SBIネット銀行が取り扱っている「ネット専用住宅ローン」は、現在、住宅ローン業界の中でもトップクラスに借入金利が低い住宅ローンとなっています。
金利の低さが重要となる住宅ローンにおいて、このメリットはやはり最強の強みでありネット専用住宅ローンの魅力となっています。
住信SBIネット銀行の「ネット専用住宅ローン」の金利を確認してみましょう。
2021年3月現在、ネット専用住宅ローンを利用する場合の適用金利は、変動金利なら年率0.410%で借入できます(新規借り入れ時/ 優遇金利を最大限活用できた場合)。
なお、大手都市銀行の場合、変動金利で0.5%を切る住宅ローン商品はほとんどありません。
大手都市銀行の住宅ローンとして人気が高い三菱UFJ銀行の住宅ローンでも、店頭申込で0.625%、ネット専用住宅ローン(以下ご参照)で0.525%になります。
☆三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローン
☆13年連続で日本で最も利用されている住宅ローン
☆変動金利 0.475%(2022年1月現在)
☆3年固定金利 0.34%、10年固定金利0.74%(2021年4月現在)
☆申込手続きなどはネットで完結
☆7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus>も利用できます
借入可能額(最大) | 1億円 |
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適用金利・手数料など | 変動金利 0.475%、3年固定金利 0.39%、10年固定金利0.74%(2022年1月現在) |
その他優遇など | 7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus> |
さらに、住信SBIネット銀行住宅ローンの大きな魅力は、変動金利の金利優遇が、借入期間を通じてずっと継続されることです。
残念ながら、住宅ローンでは、金利優遇の大きさをアピールする銀行のなかに、借入した当初の金利が低いけども、優遇期間が、借入当初に限定されており、数年すると金利が上昇してしまうというところがあります。
住信SBI銀行の住宅ローンでは、変動金利は、借入している間、ずっと、店頭金利から、2.331%の金利優遇が続きます。
長期固定金利も圧倒的に低金利
住信SBIネット銀行の住宅ローンでは、変動金利の低さは前述の通りです。
しかし、住信SBIネット銀行では、長期固定金利を利用しても、他行の住宅ローン商品に比べて金利はかなり低く設定されています。
例えば、住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンで20年間固定金利はを利用すると1.35%になります(2021年3月現在)。
20年という長期の固定金利で、約1%という金利水準は、他に無い低金利の住宅ローン商品と言えます。
なお、長期の住宅ローン金利と、フラット35の金利を比べる方がいますが、フラット35は団体信用生命保険をご自身で加入しないといけないという違いがあります。
銀行の住宅ローンでは、銀行の負担で加入できます。
団体信用生命保険の保険料は、金利換算で、おおよそ0.2%/年程度と言われます。
その点を勘案すると、やはり住信SBIネット銀行の20年固定金利は、相当に低いと言えます。
全疾病保証に無料で加入できる
住信SBIネット銀行住宅ローンの魅力・メリットは他にまだあります。
それは、「全疾病保障の保険に銀行の費用負担で無料で加入できる」ことです。
全疾病保険とは、がんや、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病など(その他の病気や、けがも対象に加わっています)を原因として、12ヶ月間働けない状態が続くと、その時点の住宅ローン残高を保険会社が支払ってくれるため0円になるというものです。
住宅ローンを組む際に、将来の健康上の問題などで、働けなくなってしまうのが怖いと感じる方は多いと思います。
そのため、いざという病気やケガに備えて所得保証の保険に加入するという方もいます。
しかし、そういった所得保証の保険料は結構高い金額になるので費用負担は重くなります。
しかし、住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンでは、全疾病保険に銀行が保険料を負担してくれて加入できます。
そのため、住宅ローン借入人の費用負担はありません。
この全疾病保障があるおかげで住宅ローン借入時の健康上の不安を大幅に解消できます。
これは、住宅ローンを組む方に本当にありがたいサービスとなっています。
なお、全疾病保証を住宅ローンを組む方が保険料を負担して加入できる銀行は結構あります。
しかし、その場合、借入金利が、0.2~0.3%上昇します。
つまり、住信SBIネット銀行の住宅ローンは、金利自体が他を圧倒する低金利であるにもかかわらず、さらに0.2~0.3%の金利程度の価値をおまけしてくれるのです。
借り換えならさらにお得
住信SBIネット銀行の住宅ローンは既存の住宅ローンの借り換えにも使用できます。
過去に住宅購入時に借入した住宅ローンと比較して現在の住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンの金利が低いなら借り換えのチャンスです。
特に、住宅ローン金利は長く低下傾向で推移していますので、5~6年前に住宅ローンを借入したという方は借り換えでメリットが生まれないかを確認してみましょう。
住宅ローンは借り換えに成功すれば、数百万円単位で支払い額が減少する可能性もあります。
住宅購入時に「不動産屋」にお任せで住宅ローンを選んだという方は、高めの住宅ローン金利を支払っている可能性もあります。
なお、住信SBIネット銀行の住宅ローンは、借り換えに使用する場合の金利はさらにお得になります。
2021年3月時点変動金利の住宅ローン借り換え時の適用金利は0.41%です。新規住宅購入時の金利に比べて、0.29%も低く設定されています。
関連:住宅ローン借り換えのメリットは?
>>住宅ローンを借り換えするメリット・デメリットから、注意点まで徹底研究
>>住宅ローンの借り換えに必要な手数料・諸費用を人気住宅ローン商品で比較!失敗しない借り換え活用術
住信SBIネット銀行の手数料
一般的な住宅ローンの借入では手数料や諸費用が必要となります。
稀に誤解されている方もいますが、住宅ローン借入では金利だけを支払えば良い訳ではなく、借入時に手数料や諸費用も必要となります。
住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンを借入する際に必要となる手数料・諸費用を確認しておきましょう。
手数料・諸費用
金額の目安 | 備考 | |
事務取扱手数料 | 融資金額×2%(税抜き) | |
印紙税 | 2,000円~60,000円 | 借入金額で異なる |
登記費用 | ・司法書士手数料(10万円程度) ・登録免許税(借入金額の0.4%) | 実費請求 |
一部繰り上げ返済 | 無料 | |
全額繰り上げ返済 | 固定金利期間中のみ3万円(税別) |
特に金額が大きいの事務取扱手数料です。
事務取扱手数料は税別で2%が必要となりますので、仮に3,000万円を借入する場合には、60万円(税別)を借入時に支払う必要があります。
なお、借入後にも一部繰り上げ返済を行う場合、一般的な銀行では5,000円~3万円(税別)の手数料が必要となります。
繰り上げ返済は上手に活用することで住宅ローンの支払い利息を下げることができます。
しかし、そんな繰り上げ返済でも手数料が多額にかかってしまうと効果は減少してしまいます。
こんな時にうれしいのが住信SBIネット銀行の住宅ローンです。
住信SBIネット銀行なら一部繰り上げ返済手数料は無料です。
そのため、繰り上げ返済を活用して、早期に住宅ローンの完済を目指す方には有利な住宅ローンとなります。
住信SBIネット銀行の申込方法
住信SBIネット銀行の住宅ローンでは借入の事前審査から正式申込まで、インターネットと郵送で手続きを行うことができます。
審査に通って借入できそうかを判定するために、わざわざ店舗に来店する必要はありません。
自宅のインターネットを介して、およそ30分程度で申込できます。
住信SBIネット銀行に申込・相談する場合、事前審査が最初のステップとなります。
住宅ローンの事前審査とは、準備に時間がかかる書類提出の必要がなく、年収などの情報をWEB上で入力して、借入できるか難しいのかを仮審査として判定してもらえるものです。
書類の準備・提出が必要ありませんので、思い立った時に、すぐに申込を行うことができます。
事前審査に通過して、そこから、正式な審査を行なってもらうために必要書類を準備して銀行に提出することとなります。
必要書類は事前審査通過時に、住信SBIネット銀行からメールなどによって案内されます。
連絡された必要書類を準備して、郵送で提出することで住宅ローンの申込は完了します。
一般的な、店頭型の銀行の場合、平日の窓口営業時間に銀行に行く必要があり、お勤めされている方には利用しづらいのが正直なところです。
一方で、住信SBIネット銀行のように、店頭に行く必要の無い銀行はかなり便利です。
土日や、平日夜間など、ご都合の良い時間を自由に選んで、WEBからの相談・申込が可能となります。
住信SBIネット銀行への事前審査申込
★住信SBIネット銀行の住宅ローン
★業界トップクラスの低金利
★新規購入時の通期変動金利は0.32%(2023年5月現在)
★全疾病保障保険の特約を無料で利用できる
借入可能額(最大) | 1億円 |
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適用金利・手数料など | 変動金利0.32%(借り換え時 0.299%) ※所定の条件を満たした場合の通期変動金利となります※掲載金利は最大金利引下げ幅時の適用金利です。審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります。 |
所要時間 | 申込から融資実行まで1ヶ月程度 |
その他優遇など | 全疾病保障特約を無料で付加、一部繰上げ返済手数料無料 |
なお、ネット専用住宅ローンと同条件の住宅ローンを、店頭で対面相談して借入したいという方はSBIマネープラザの「ミスター住宅ローンREAL」がおすすめです。
ミスター住宅ローンREALは実店舗で相談しながら借入する商品ですが、金利や全疾病保障の条件はネット専用住宅ローンと同様です。
SBIマネープラザでのご相談は予約必須です。以下からお手続きください。
★SBIマネープラザの住宅ローンサービス
★完全予約制ですのでまずはご予約ください
★ネット銀行の低金利を対面相談で利用可能
住信SBIネット銀行と同水準の低金利
全疾病保障特約を無料で利用できる
借入可能額(最大) | 2億円 |
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適用金利・手数料など | 変動金利 0.41%、10年固定金利 0.53% (2021年7月時点) |
所要時間 | 申込から融資実行まで1ヶ月程度 |
その他優遇など | 団信・全疾病保障付(金利上乗せなし) |
事前審査の方法
住信SBIネット銀行の事前審査はWEB上から行うことができます。
そのため、銀行の店頭に行く必要がなく、自宅で都合の良い時に手続きすることができます。
事前審査申込はインターネットから、基本情報(ご自身の年齢や住所など)、年収、お勤め先、借入希望額、返済方法(借入期間、元利均等・元金均等の選択など)、購入を予定している不動産の情報などを入力していきます。
入力項目はやや多めですが、住信SBIネット銀行の事前審査項目なら、おおよそ30分程度で入力可能な量です。
3日で審査結果が判明!
住信SBIネット銀行の事前審査では、この情報を入力すれば、原則3営業日以内にメールで事前審査の回答が得られます。
事前審査では、年収と、年齢、返済期間で判断されていると思われますが、借入可能な金額の範囲でしか入力できません。
そのため、住信SBIネット銀行の住宅ローンの事前審査では、ご自身がいくらまで借入できる可能性があるのかということも確認しながら申込が可能です。

住信SBIネット銀行の審査基準
住信SBIネット銀行の実際の審査基準の詳細は公開されていません。
そのため、過去に実際に申込を行った経験や、口コミ・評判といったものを根拠として住信SBIネット銀行の審査基準を整理しておきましょう。
個人信用情報に事故歴がないこと
住信SBIネット銀行の審査基準として最初にあげられるのは個人信用情報です。
個人信用情報とは申込人が銀行などの金融機関でどれだけ借入を行っているのか、そして返済状況に問題がないかを確認できるものです。
もし、他の金融機関に対して延滞していたり、自己破産などの債務整理を行ったことがあれば、審査に通ることは非常に難しくなります。
こういった個人信用情報に記載される良くない情報を「異動情報」、「事故情報」などとも呼びます。
過去にクレジットカードや、カードローンなどを数日~数週間程度、支払いを遅らせてしまったことがあるという方も要注意です。
わずかな期間なら個人信用情報に掲載されないのが通常ですが、数週間となると掲載されてしまう可能性があります。
そして、一旦掲載されると、原因となった延滞が解消されても、5年程度は残り続けてしまいます。
個人信用情報の確認は本人でも行うことができます。
ご自身に異動情報の登録がないかを確認する場合は、以下の関連記事をご確認ください。
個人信用情報を自分で確認する方法
借入希望額は妥当か?
住信SBIネット銀行の事前審査では、年収などから判断して、借入できる可能性のある金額しかWEB上の希望金額欄に入力できません(住信SBIネット銀行の住宅ローンの審査基準では、年収の7~8倍が借入可能額の上限となります)。
そのため、事前審査申込後は、個人信用情報を確認される他、購入予定の不動産の担保評価・住宅ローンの対象となる不動産かの判定などが行われます。
個人信用情報では、既存の借入がある場合、その借入に対して、返済が必要な分を、住宅ローンの借入可能額から控除されることとなります。
関連記事:住宅ローンの借入可能額は?
>>住宅ローンで5,000万円借入できる年収と返済金額・注意点
既存の借入金額・件数にも注意
また、既存の「借入件数」が多い場合は、住宅ローンの審査に通過できなくなる可能性もありますので注意が必要です。
カードローンなどの借入件数が3~4件以上になっていると、審査に落ちてしまう可能性がでてきます。
住宅ローンの正式審査の前には、既存のカードローンは整理したり、完済されておくのがおすすめの方法です。
特に、カードローンの契約だけして、利用していないカードローンが複数あるようなら整理しておくのが良いでしょう。
関連記事:借入に適する住宅ローンのランキング
カードローンで借入しているよりも、その分、住宅ローンで借入した方が、金利も低く、返済負担も軽減することが可能です。
そして、正直な感想を言えば、住信SBIネット銀行・住宅ローンの審査基準はかなり低めという印象です。
他からの借入が無い方は、かなり高い確率で審査に通過すると思われます。
マンションのように、汎用性の高い不動産であれば、なおさら審査に通りやすくなると思われます。
転職間もない方も住信SBIが良い
一般的には、銀行の住宅ローンは転職歴があり、勤続年数が3年未満の方には審査が不利になります。
なかには、「形式的に勤続年数が3年未満の方は一律申込不可」ということで審査に落とすという銀行もあります。
最低3年以上の勤続年数が必要とういのは極端ですが、それでも勤続年数が1年未満で借入できる住宅ローンというのはかなり少ないと思った方が良いでしょう。
住宅ローンは長期の返済を前提とする借入のため、銀行としては就業が安定している方への融資を好みます。
就業期間が短い方、転職歴が多い方というのは、銀行にとっては不安定な方と評価されてしまうのです。
そのなかで、住信SBIネット銀行住宅ローンの審査は、転職歴のある方がもっとも申込しやすく、審査に通過しやすい銀行のひとつだと言えます。
住信SBIネット銀行では、転職後、3ヶ月を経過していれば住宅ローンの申込が可能です。
通常、家探しを始めて、不動産会社や銀行と相談を始めれた3ヶ月はすぐに経過します。
そのため、3ヶ月の勤続年数の条件というのは実質、条件なしと言っているのと同じです。
★住信SBIネット銀行の住宅ローン
★業界トップクラスの低金利
★新規購入時の通期変動金利は0.32%(2023年5月現在)
★全疾病保障保険の特約を無料で利用できる
借入可能額(最大) | 1億円 |
---|---|
適用金利・手数料など | 変動金利0.32%(借り換え時 0.299%) ※所定の条件を満たした場合の通期変動金利となります※掲載金利は最大金利引下げ幅時の適用金利です。審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります。 |
所要時間 | 申込から融資実行まで1ヶ月程度 |
その他優遇など | 全疾病保障特約を無料で付加、一部繰上げ返済手数料無料 |
関連:勤続年数が短くても借入可能な住宅ローン
>>勤続年数が短くても住宅ローンは借入できる!!審査に通過するポイントとおすすめの住宅ローン
事前審査後の本審査
住信SBIネット銀行の住宅ローンで事前審査に通過すると、その次は正式な審査に進むことになります。
そして、一旦事前審査に通過することができれば、その後は、非常に高い確率で本審査にも通過できます。
なお、正式な審査のことを本審査と呼びます。
本審査では事前審査時よりも詳細な内容の申込書類への記入や、必要書類(所得証明書、購入する不動産の資料、住民票、団体信用生命保険の告知書など)を準備して郵送する必要があります。
住信SBIネット銀行に対して事前審査で申告した内容と、本審査の際に提出した資料の整合性が取れていれば、その後の審査に通過できる可能性は高くなります。
ただし、本審査で審査落ちする原因の一つとして、団体信用生命保険があげられます。
団体信用生命保険とは、住宅ローンの借入人に万一のことがあった場合、その時点の住宅ローン残高を保険会社が支払ってくれる制度です。
そのため、住宅ローン借入人が死亡してしまった後に、残された家族が住宅ローンの返済義務を負ったり、自宅を売却されてしまうという不安がなくなるのです。
住信SBIネット銀行を含めた民間銀行の場合、住宅ローン借入時の団体信用生命保険への加入は必須です。
そのため、健康上の問題などで、団信への加入が認められないと住宅ローン審査にも落ちてしまいます。
こういった団体信用生命保険の加入可否の判断は、本申込時で行われます。事前審査段階では行われません。
事前審査に通過して、申込内容に間違いや変更はないのに、本審査で落ちてしまったという場合には、団体信用生命保険に加入できなかったという原因も考えられます。
申込から借入までの所要時間
住信SBIネット銀行の住宅ローンに申込する場合、申込から、事前審査、正式審査、借入までに要する期間は、最短で4~5週間程度となります。
所要期間の内訳としては、住信SBIネット銀行に対する最初の接点となる事前審査を行って回答を得るまでが1週間程度、その後、正式に審査を申込して、審査結果の回答を受領するまでに2週間程度が必要です。
最後に、審査に通ってから、お金を借りるための契約を経て、入金されるまでが1~2週間程度です。
もちろん、本申込を行う場合の書類準備・発送に時間を要したりすると、時間はさらに長くかかることになります。
不動産売買の契約条件などで急ぐ場合は、事前審査を早く行ったうえで、前もって申込に必要となる書類を準備されておくのが良いでしょう。
住宅ローンの本申込で必要となる書類は他の銀行の住宅ローンでも共通なものが多く、準備しておけば、住信SBIネット銀行がダメで、他の銀行に申込する場合でも利用できません。
準備した書類が無駄になるものではありません。
住宅ローン申込に必要な書類の例
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 健康保険証
- 源泉徴収票(前年分)
- (個人事業主)確定申告書3期分
- 購入する物件の資料(謄本、パンフレット、重要事項説明書、売買契約書など)
- (既存借入がある方)返済明細表
金利交渉はできるのか?
住宅ローンの借入金額は大きく、少しの金利差が大きな支払額の差につながります。
そのため、住宅ローンの借入時には少しでも金利を低く抑えてお得に借入したいものです。
住信SBIネット銀行の住宅ローンは業界トップクラスの低金利商品ですが、銀行と交渉することによって、さらに金利を低下できる余地があるのかは気になるところです。
結論を言えば、住信SBIネット銀行の住宅ローンの場合、交渉によって金利が下がる余地はほとんどありません。
住信SBIネット銀行の場合、借入申込人が実際に借入する際に適用される金利の水準は審査結果がでた際に提案してもらえます。
通常の住宅ローンの場合、標準金利から優遇幅を引いて借入金利になります。
そして、どれだけの優遇金利が受けられるかは個人ごとに異なり、審査結果に応じて銀行が決定します。
住信SBIネット銀行の住宅ローンでも、審査結果を受けて適用金利の提示を受けます。
その際に提示される金利条件に対して交渉を行っても、さらに金利が低下するという可能性はほとんどありません。
審査に落ちた場合の対処法
住信SBIネット銀行の住宅ローンは審査基準・申込要件も比較的低く、借入しやすい住宅ローンと言って良いでしょう。
しかし、それでも実際に申込した時に審査に落ちてしまうことがあります。
住信SBIネット銀行の住宅ローン審査に落ちた場合、6ヶ月程度の期間を空ければ再度申込を行うことができます。
一度審査に落ちたからと言って、再申込を制限する決まりはありません。
しかし、住信SBIネット銀行内に申込人後の審査落ちの記録は残されるため、審査に落ちた原因が解消されていないと、再度申込を行っても審査に通る可能性は低いでしょう。
もし、審査落ちした原因が解らない場合や、6ヶ月の期間が待てない場合には以下の銀行の住宅ローンを検討されてみてはいかがでしょうか。
三菱UFJ銀行(ネット受付専用)
三菱UFJ銀行では最大1億円までの借入が可能です。
大手都市銀行の三菱UFJ銀行ですが、店頭申込とネット申込で住宅ローンの借入条件は異なります。
特に、金利には大幅な差がありますのでネット申込がおすすめです。
☆三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローン
☆13年連続で日本で最も利用されている住宅ローン
☆変動金利 0.475%(2022年1月現在)
☆3年固定金利 0.34%、10年固定金利0.74%(2021年4月現在)
☆申込手続きなどはネットで完結
☆7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus>も利用できます
借入可能額(最大) | 1億円 |
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適用金利・手数料など | 変動金利 0.475%、3年固定金利 0.39%、10年固定金利0.74%(2022年1月現在) |
その他優遇など | 7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus> |
au住宅ローン(じぶん銀行)
おすすめ度:SS
じぶん銀行とは三菱UFJ銀行とauを運営するKDDIが共同で設立したネット銀行です。
新しくできたネット銀行ならではの低金利とお得な団体信用生命保険の制度が魅力です。
au住宅ローンの団体信用生命保険には通常の死亡保障に加えて50%がん保証が付加されています。
50%がん保証+全疾病保障とは、以下の3つの保証が追加された団体信用生命保険です。
- 死亡もしくは指定の高度障害、もしくは余命6ヶ月以内の診断
- すべての病気・けがを対象として入院が180日以上継続された場合
- がんと診断された場合には住宅ローン残高が50%に減額されます。
①、もしくは②の場合、住宅ローン残高は0円になります。
加えて、③でも住宅ローン残高の半分がなくなります。
この①、②、③の保証が付いた団体信用生命保険を、利用者の負担0円で加入することができます。
もちろん、auユーザー以外の一般の方もau住宅ローンを利用できます。
2021年3月現在、変動金利は0.41%、10年固定金利でも0.525%で借入可能です。
☆じぶん銀行のau住宅ローン
☆業界最低水準の住宅ローン金利
☆がん50%保障団信が無料で利用可能
☆auユーザー以外の方でもお申込みできます
*じぶん銀行は三菱UFJ銀行とauの共同設立のネット銀行
借入可能額(最大) | 2億円 |
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適用金利・手数料など | 変動金利 0.31%、10年固定金利 0.465%(2022年1月時点・au金利優遇割適用時) |
所要時間 | 申込から融資実行まで1ヶ月程度 |
その他優遇など | 一般団信・がん50%保障団信の保険料が無料、一部繰上返済手数料が無料 |
住信SBIネット銀行(フラット35)
フラット35の借入も住信SBIネット銀行がおすすめです。
フラット35の借入はどこの銀行で借入しても同じではありません。
銀行毎で借入時の条件は異なります。
住信SBIネット銀行の場合、フラット35を取り扱う金融機関のなかでもトップクラスに金利が低いことが特徴です。
また、フラット35のもう一つの特徴は、唯一、団体信用生命保険の加入が必須ではない住宅ローンということです。
そのため、団体信用生命保険の審査に通らなかった方でも借入が可能となります。
☆フラット35なら金利がお得な住信SBIネット銀行
☆長期固定金利で安心して借入できる
☆団信加入は任意で選択可能
☆審査規準が解りやすく利用しやすいのも特徴
借入可能額(最大) | 8,000万円 |
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適用金利・手数料など | 35年間固定金利 1.5%(2023年6月現在・保証型:自己資金10%以上) |
その他優遇など | 借入期間を通して固定金利 |
まとめ
住信SBIネットの住宅ローンは、業界トップクラスの低金利と無料で全疾病保険に加入できるサービスがあり、非常にお得な住宅ローン商品です。
保険が付与されていますので、住宅ローンを借入してから、就業不能になってしまうリスクなどにも、かなり安心して利用できる住宅ローンと言えるでしょう。
住信SBIネット銀行の審査基準も、他の銀行に比べるとかなり緩和されており、利用しやすいと思われます。
特に、転職歴のある方には、3ヶ月経過していれば借入申込できる数少ない銀行の1つでもあります。
これから住宅ローンの借入を検討しているなら、是非、住信SBIネット銀行を選択股に加えられるのがおすすめです。
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