2018年7月時点の住宅ローン金利は0.5%未満で借入可能なものもあるなど、驚くほどの低金利が続いています。
過去にフラット35や、銀行の長期固定金利住宅ローン、当初金利優遇型の住宅ローンを利用していた方など、「住宅ローンを借り換えすればお得になる」方は多いでしょう。
2018年7月、低金利の住宅ローンを利用したいなら変動金利が非常に魅力です。そんな低金の住宅ローンのなかでも、借り換えに使えるものを対象として、徹底的に比較・分析して、お得な住宅ローンを探しました。
変動金利/短期金利で選ぶ、お得な住宅ローンをランキング形式で比較してご紹介します。
2020年2月最新住宅ローン金利 2020年2月変動金利ランキング 2020年2月10年固定/20年固定ランキング
比較の際はここを確認すべき
「本当にお得になる」住宅ローン選びのポイントを整理しましょう。失敗しない住宅ローン選びのポイントは、表面上の「金利」だけをみるような表面的な比較/分析をしないことです。住宅ローンのお得さは表面上の金利だけでは解りません。
各銀行毎の住宅ローン商品を比較・分析するために知っておきたい確認点は、表面上の金利以外にも、以下のようなものがあります。
<チェックポイント>
①金利の優遇幅は借入期間中に変わらないか?
②保証料・事務手数料などの水準
③金利以外のサービスのお得さ
④住宅ローン商品の解りやすさ
なお、最新の住宅ローン金利は以下で紹介しております。あわせてご確認下さい。
2020年2月最新住宅ローン金利 2020年2月変動金利ランキング 2020年2月10年固定/20年固定ランキング
優遇幅が途中で縮小するものに注意
住宅ローンの適用金利は、各銀行ともに(店頭標準金利 – 金利優遇幅)で構成されています。例えば、住信SBIネット銀行の変動金利の場合、0.428%(2018年7月時点/借換専用)で借入可能ですが、これは標準金利2.759%から金利優遇幅2.331%を引いた後の適用金利です。
住信SBIネット銀行の変動金利の場合、「金利優遇幅は借入期間中ずっと変わらない」ので、標準金利が変動しない限り、住宅ローンの適用金利も低いまま利用できます。
しかし、住宅ローンの種類によっては「金利優遇幅が借入当初に大きく」て、その後、縮小するタイプの住宅ローンも存在します。当初優遇型の住宅ローンと言われるものです。そのため、標準金利に変動がなくても、借入から数年たつと、金利が上昇することがあります。
住宅ローンを借入した時に、「金利が低い」と思っていても、数年後に金利が上昇して、結果、割高な住宅ローンになってしまっては意味がありません。住宅ローン選びでは、金利優遇幅がずっと変わらないものか、借入期間中に変わるものかも意識して比較・検討するようにしましょう。
諸費用・保証料に注意
住宅ローン選びで重要なのは金利だけではありません。
住宅ローンを借入するには多額の費用がかかります。利息以外にも、「保証料・事務手数料」が必要です。住宅ローンを借入していて支払う費用が利息だけでないことを意識しましょう。
「諸費用」なんてどこも同じと勘違いされている方もいます。しかし、そんなことはありません。保証料などの条件は銀行毎で変わる場合があります。特にネット専業銀行のなかには、諸費用でお得な住宅ローンがありますので、よく比較して選ぶようにしましょう。
金利と諸費用をあわせて、総費用で住宅ローンを比較しないと、本当にお得な住宅ローンを」選ぶことはできません。
お得な特典のある商品も!
各銀行の住宅ローン金利/諸費用・保証料を比較した後は、各銀行毎のメリットについても比較してみましょう。銀行によっては、住宅ローン金利以外にお得な特典が付与されていることがあります。
例えば、住信SBIネット銀行の場合、「全疾病保障保険」に無料で加入できますし、イオン銀行ならイオングループでの買い物時に使える割引特典(5%の割引)がもらえます。
銀行毎の魅力となるポイントがないか確認しておきましょう。
商品の解りやすさ
住宅ローン商品の選択には「解りやすさ」が重要です。
各銀行の住宅ローンを比較するために着目したい重要なポイントは、金利・諸費用・特典の3ポイントです。単純に金利が低くて、諸費用が安ければ良いのですが、住宅ローン商品の中には、「安く見える」ように誤解を与え、実は割高な住宅ローン商品があります。
例えば、住宅ローンを借入する時には、「金利が低い」・「諸費用が低い」のでお得に感じられる住宅ローンが、借入後、数年経過すると、金利が大幅に上昇してしまうことがあります。中長期的な目線で比較すると、実は「損」になる住宅ローンがあります。
こういった住宅ローンは、商品内容が複雑だったり、公式ホームページ上での商品説明が不十分など、「解りにくい」住宅ローンになっています。メリットを大きく掲載しているにも関わらず、注意事項、デメリットは見えにくいようにしている住宅ローン商品は要注意です。商品内容を「誤解」させたり、他行の住宅ローンと比較しにくくしているとしか考えられません。
今回ご報告する住宅ローンランキングでは、商品内容の解りやすさも重視しています。
住宅ローンランキング
それでは、各銀行の住宅ローンを比較した、変動金利で選ぶ住宅ローンランキングをご報告します。今回比較、発表するのは、住宅ローンを借り換えする場合に使える変動金利ランキングです。
<住宅ローン比較ランキング/借り換え/変動金利>
No. | 銀行名 | 金利(優遇後) | 優遇期間 | 事務手数料・保証料 |
1 | 住信SBIネット 通期引き下げプラン | 0.428% | 借入全期間 | 借入額×2.20% |
最もおすすめな1位は、住信SBIネット銀行の変動金利住宅ローンです。
変動金利の水準が業界トップ水準です。金利優遇幅は借入期間全期間で変わらないので安心。さらに、「全疾病保障」に無料で加入できる特典付きです。
シンプルで解りやすく、非常にお得な住宅ローンとなっています。住宅ローンの借り換えを検討するなら「外せない」住宅ローンと言って良いでしょう。
2 | SBIマネープラザ ミスター住宅ローンREAL | 0.415% | 借入全期間 | 借入額×2.20% |
*適用金利は、記事作成時点の適用金利であり、金利情勢等により毎月見直されます。
「SBIマネープラザ」(店頭相談)で、対面相談して借入申込できる住宅ローン。
住宅ローン商品自体は、住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンと同内容です(金利・全疾病保障など)。対面で相談しながら借入できる住宅ローンとして、SBIマネープラザが取り扱っています。
店頭申込専用の住宅ローンになります。
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所属銀行:住信SBIネット銀行株式会社/銀行代理業者:SBIマネープラザ株式会社/許可番号:関東財務局長(銀代)第268号
取扱業務: 円普通預金及び円定期預金の受入れを内容とする契約締結の媒介(勧誘及び受付) ※並びに資金の貸付けを内容とする契約締結の媒介(勧誘及び受付)当社は、銀行代理業に関して、お客さまから直接、金銭のお預かりをすることはありません。
※ただし、住宅ローン取引に付随するもののみを指す
3 | 三菱UFJ銀行 ネット専用(借替限定) | 0.40% | 借入全期間 | 借入額×2%(程度)+3.24万円 |
三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローンは、借換限定/WEB申込限定の特別金利が用意されています。大手都市銀行のなかでも群を抜くお得な住宅ローンです。ネット専業銀行と比較しても遜色なく、借換で利用できる住宅ローンとして、金利は断トツの低さです。
4 | りそな銀行 WEB限定借り換えローン | 0.429% | 借入全期間 | 借入額×2.20%+3.3万円 |
りそな銀行の住宅ローンは、借り換え限定/WEB申込限定の特別金利が用意されています。
都市銀行/店頭型銀行のなかで、群を抜くお得な住宅ローンです。ネット専業銀行と比較しても遜色なく、おすすめの住宅ローンです。
5 | じぶん銀行 | 0.457% | 借入全期間 | 借入額×2.20% |
じぶん銀行は三菱UFJ銀行とKDDIが共同で新設した新興の「ネット専業銀行」です。
新興銀行であるため、まだまだ知名度は高くないですが、住宅ローンに関しては、ネット専業銀行のなかでも競争力の高い銀行です。
「がんんと診断」された時点で住宅ローン残高の50%が免除される「がん50%保障団信」もあります。
6 | 楽天銀行 | 0.527% | 借入全期間 | 33.0万円 |
楽天銀行住宅ローンは、諸費用(保証料・事務手数料)が一律32.4万円です。
他行住宅ローンと比較して住宅ローンの借入額が1,600万円以上なら諸費用は割安になります。「長期8疾病就業不能保障」に無料で加入できるメリットもあり大変お得です。
楽天銀行住宅ローンは、ネット専業銀行のなかで「審査回答」・「契約までの期間」が短く、対応が速いのもおすすめポイントです。
☆ネット銀行大手 楽天銀行の住宅ローン 1億円 変動金利 0.527%(2020年10月時点) 全疾病保障+がん保障特約(50%)が無料
☆保証料・事務手数料が定額
☆他のネット銀行に比べて金利が高い点がマイナス
借入可能額(最大) 適用金利・手数料など その他優遇など
7 | イオン銀行 | 0.49% | 借入全期間 | 借入額×2.2% |
イオンでの買い物が5%オフになる「イオンセレクトクラブ」に5年間加入できます。住宅ローン金利だけでなく、買いものでの割引まで受けられるメリットが一押しです。特典付住宅ローンの代表的な商品です。
まとめ
2018年7月現在で、借り換えに使用したいお得な住宅ローンを比較・ランキング形式で発表しました。
住宅ローン選びでは、金利と諸費用/保証料、事務手数料がポイントです。
今回は特に、最近の住宅ローン金利の「低さ」を最大限に活用するための変動金利をポイントとして、もっとも変動金利がお得な住宅ローンという切り口でランキングにしてみました。住宅ローンは、「ほんの少しの金利差」が、非常に大きな支払い額の差となります。
こちらを参考に、是非、住宅ローンの借り換えを成功させて下さい。
<関連記事:住信SBIネット銀行のメリット>