クレジットカードの無担保借入を知っていますか?
カードローンなど「無担保」でお金を借りることができるようになり、「無担保」でお金を借りるという行為が当たり前になりつつあります。
しかし、意外と知られていないのが、クレジットカードでも無担保で借入れができるという点です。そこで今回は、クレジットカードの無担保借入や、審査ではどんな影響があるのかなど詳しく解説していきましょう。
無担保借入とは?
借入れの契約をするときに、「返済ができない場合は、現金ではなく借入額と相当分の“もの”を差し出す」という契約をすることがあります。その“もの”を「担保」といいます。
担保となるのは、家や土地・有価証券などの財産が主です。
「担保」は貸付けた側から見れば、返済してくれるという保証になります。そして借りた人から見れば、お金を返さなければ担保を代わりに差し出すことになるので人質のようなものです。
そのため、担保があると無担保で貸付を行うよりも、回収リスクは低くなります。
そうした意味でも、貸付をする立場では、担保があった方が安心して貸すことができるのです。
このお金を借りるときに、担保を必要とする場合を「有担保借入」といい、担保がなくても借入れができるのを「無担保借入」といいます。
無担保借入の特徴とは?
クレジットカードなどの無担保借入はどんな特徴があるのか見ていきましょう。「無担保」ならではのメリット・デメリットがあるので確認してくださいね。
審査が早い
有担保借入の場合、審査する対象は「担保」も入るため担保が土地や家であれば、査定などを行わなくてはいけません。その分、審査に時間がかかるというデメリットがあります。
しかし、無担保借入は、審査する対象が「担保」ではなく、申し込んだ人物になります。そのため、審査する内容としては申込み内容と信用情報が主になり時間がかからないのです。
無担保の借入としては消費者金融がいい例でしょう。
大手の消費者金融であれば、「即日融資可能!」「最短30分で借入れ可能!」などといったように、審査の速さに定評があります。
審査結果が早く出るというのは、無担保借入の特徴でありメリットといえます。
保証人が不要
ローンの中には、保証人を必要とするケースもあります。保証人とは簡単に言えば、本人が返済できない場合に、代わりに返済する代理人のようなものです。
そのため、考え方によっては、保証人は「担保」と同じと思う人も多く、「人的担保」と言われることもあります。
しかし、無担保での借入れは保証人が基本必要ありません。
無担保はあくまで、借入れをしたい本人を審査し結果を出すため、保証人という担保が必要ないのです。
また借りる側としても、親や親せき、そして友人などに「保証人になってほしい」と頼むのは気が引けてストレスがかかるものです。保証人も必要なく借入れができるのは、申し込んだ側としてもメリットは大きいでしょう。
利用できる対象者が多い
有担保借入を利用したいと考えても、誰もが家や土地、有価証券などの財産を持っているわけではありません。
そのため、有担保借入を利用できる方は限定されます。
特別な財産を保有していなくても、就業していて収入があれば利用できるのは、無担保借入の大きなメリットとなります。
無担保借入は金利が高め
有担保借入では、もし返済ができなかった代わりに、担保にした家や土地で返済をするというお話しをしました。
つまり、有担保借入は、もし現金での返済が難しくても、他の返済方法を確保しているため、貸し付けた側からみると貸し倒れのリスクが減ります。
しかし、無担保借入は、返済は本人のみであり他の返済方法が確保されていないため、有担保借入に対して貸し倒れのリスクが高くなってしまいます。
そのため、有担保に比べて無担保借入は金利が高い傾向にあるのです。住宅ローンがわかりやすい例でしょう。
消費者金融のカードローンの多くは、金利18.0%程度で貸付しているのに対し、有担保である住宅ローンの金利では年1.0%を切るケースもあります。
住宅ローンの場合、その家や土地が担保になります。また、生命保険にも加入するため、万が一病気などによって返済ができなくなったとしても、貸し倒れということにはなりにくいです。
その結果、住宅ローンの金利はとても低く設定することが可能なのです。
借入可能額が低い
無担保ということは、同時に貸し倒れのリスクも高いということになります。
無担保では、返済ができなくなった場合、保証してくれるものがないため、リスク回避の意味も含めて有担保に比べて借入可能額はもともと低く設定されています。
高額融資を受けたい場合は、無担保では難しいのです。
クレジットカードの無担保借入とは?
では、本題のクレジットカードの無担保借入とはどういったものかについて解説していきましょう。
クレジットカードは主に、ショッピング枠とキャッシング枠の二つの利用限度額が決められています。
クレジットカードでお買い物をする場合、使うのはショッピング枠です。ポイントを貯めたくてコンビニなどでクレジットカードを利用したり、家電製品などの高額の買い物をクレジットカードの分割払いで支払うといったものも全てショッピングになります。
キャッシング枠は、突然の出費で困って現金が必要なとき、お金を借りるということができる限度額です。キャッシングとは買い物時の支払いではなく、ATMなどの機械を通じて、直接的に現金を引き出すことのできる機能です。
現金での引き出しができますので、ショッピングに比べて利用できる範囲は広くなります。様々な使途に自由に使用できるのが、キャッシングのメリットになります。
これが、クレジットカードの無担保借入にあたる部分です。
無担保借入にはショッピング枠やショッピング残高は含まれません。
クレジットカードやカードローンの申込時に既存借入の状況を聞かれた時、キャッシングの利用状況は申告する必要がありますが、ショッピングの利用は申告する必要がありません。
しかし、クレジットカードの無担保借入の場合、他のカードローンに比べると次のようなデメリットがあります。
・消費者金融などに比べ金利が高くなることがある
・借入限度額もキャッシング枠の方が低い
クレジットカードの無担保借入の注意点について、それぞれ解説しましょう。
金利が高くなる
大手消費者金融のカードローンを利用する際の金利は、3.0%~18.0%と幅があり、借入金額や収入などによって決まります。
しかし、クレジットカードの無担保借入(キャッシング)の金利の場合は、収入や借入金額とは関係なく一律で決められています。
例えば、クレジットカードの代名詞とも言える三井住友VISAのクラシックカードの場合、キャッシングの金利は年率18.0%です。審査結果に関係なく、一律18.0%に固定されます。
18%というのはカードローンで言えば上限金利です。
そのため、審査結果次第で金利が低く抑えられる可能性があるカードローンに対し、キャッシング枠の金利の方が高くなることがあるので覚えておきましょう。
借入限度額の設定が低め
利用限度額が最高800万円というカードローンがあるのに対し、カード会社によって異なるもののキャッシング枠の限度額は、50万円~100万円程度と低いのが特徴です。
そのため、多額の借入れを検討している場合は、クレジットカードのキャッシング枠は向きません。
前項でお話しをした金利のことも含めて、大きな金額で借入れを望むのであればカードローンを利用した方が金利も低く押さえられる可能性があるのでおすすめです。
クレジットカードの主な機能はショッピングです。買い物での使用がメインの商品になっています。キャッシング機能はクレジットカードに「おまけ」として付帯されているサービスです。
そのため、借入限度額や金利などの条件はクレジットカードだとあまり良くないのです。
クレジットカードのキャッシングは、あくまで予備的な位置づけとして、少額の借入れの場合に利用するといいでしょう。
審査にどんな影響がるの?
クレジットカードのキャッシング枠は審査に大きく影響していることをご存知でしょうか。クレジットカード申込時に、キャッシングの利用を希望するかどうかで審査結果が変わることもあります。
クレジットカードのキャッシング枠は、無担保借入になるため総量規制の対象となります。
総量規制とは、収入の3分の1までしか貸付けができないという貸金業法の一部分です。そのため、キャッシング枠を申し込んだ場合、他社からの借入れも含めて審査を受けることになります。
今まで、カードローンなどの利用がないという場合は、さほど心配する必要はありませんが、もし他社からの借入れで収入の3分の1程度ある場合、クレジットカードの審査に通らない可能性が高いので注意が必要です。
また、キャッシング枠をつけることによって、今までの借入れ状況などをチェックするため審査にかかる時間が長くなる傾向があります。もし他社からの借入れがあるなどといった場合、返済ができるかどうかが懸念されるためです。
クレジットカードは、キャッシング枠の利用を希望すると、審査が厳しくなると思っておいた方がいいでしょう。
今おすすめのクレジットカード
キャッシング枠の設定が可能であり、今からクレジットカードを申込するのにおすすめのカードをご紹介します。
三井住友VISAカード
社会人がクレジットカードを作るなら、三井住友VISAカードがおすすめです。
さらに、三井住友VISAには安心の保障が充実していますので、社会人が持っておきたいクレジットカードとなっています。
クラシックカード | クラシックカードA | |
年会費 | 初年度無料/翌年度以降の割引制度有 | 初年度無料/翌年度以降の割引制度有 |
旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 最高2,500万円 |
対象となる旅行 | 海外旅行 | 国内・海外旅行 |
利用付帯or自動付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 |
対象年齢 | 満18歳以上 | 満18歳以上 |
楽天カード
楽天カードはポイントの高還元率カードとして圧倒的知名度と人気を誇るクレジットカードです。
普段使いやネットショップ(楽天市場)でポイントを貯めたい方におすすめのクレジットカードとなります。
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楽天カード |
楽天プレミアムカード |
傷害死亡・後遺障害 |
最高2,000万円 |
最高5,000円 |
傷害・疾病治療 |
200万円/1事故 |
300万円/1事故 |
賠償責任 |
2,000万円/1事故・1疾病 |
3,000万円/1事故・1疾病 |
救援者費用 |
200万円/年 |
200万円/年 |
携行品損害 |
20万円 |
20万円 |
楽天カード | ||
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UCSクレジット(ゴールドカード)
旅行好きにおすすめのクレジット!
旅行で起こりうる「もしも」をサポートするUCS旅の安心保険
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海外旅行 |
国内旅行 |
傷害死亡・後遺障害 |
最高5,000万円 |
最高1,000万円 |
傷害・疾病治療 |
200万円/1事故 |
2,000円~3,000円(日額) |
賠償責任 |
2,000万円/1事故・1疾病 |
– |
救援者費用 |
200万円/年 |
– |
携行品損害 |
50万円 |
– |
*国内旅行は利用付帯サービス
旅行好きにおすすめのUCSカード |
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カードローンのおすすめ
クレジットカードのキャッシングを良くご利用されている方は、クレジットカードではなく、カードローンでのキャッシングも検討されてみてはいかがでしょうか。
2020年で最もカードローンのおすすめ商品をご紹介します。
楽天銀行カードローン
・楽天グループのカードローン
・WEB申込で手続き完結。契約など来店不要
ネット専業銀行ならではの低金利
月々の返済額は最低2,000円から可能
パート・アルバイトの申込も可能です。申込はWEBで完結
<基本データ>
借入限度額 | 借入金利 | 即日借入 | 専業主婦 | パート・アルバイト | 申込 |
~800万円 | 1.9~14.5% | × | × | 〇 | WEBから完結 |
・楽天グループのカードローン
・WEB申込で手続き完結。契約など来店不要
(リンク集)
ファーストプレミアムカードローン
ファーストプレミアムカードローンはアイフルのワンランク上のカードローンです。
低金利・借入可能額が大きいお得さです。
■申込可能な条件
・初めてアイフルを申込する方
・満23歳~59歳の方で一定の年収がある方
<基本データ>
借入限度額 | 借入金利 | 即日借入 | パート・アルバイト | 初回特典 | 審査 |
100~800万円 | 3.0~9.5% | 〇 | 〇 | 30日間金利無料 | 最短30分 |
☆初めてアイフルを利用される方向けの優遇サービス
*すでにアイフルとご契約がある方はご利用頂けません
☆金利が大手銀行カードローンよりも大幅に低い
☆満23歳~59歳の方で一定の年収がある方が対象
☆アイフルカードローンのお得なプラン
借入可能額(最大) | 800万円 |
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適用金利・手数料など | (実質年率)3.0%~9.5% |
所要時間 | 審査・融資まで最短25分 |
その他優遇など | 30日間利息0円 |
アコムカードローン
消費者金融大手の利便性と安定感。
審査回答は最短30分。土日即日借入可能なカードローンならアコム!
<基本データ>
借入限度額 | 借入金利 | 即日借入 | 専業主婦 | パート・アルバイト | 初回特典 | 審査 |
1~800万円 | 3.0~18.0% | 〇 | × | 〇 | 30日間金利無料 | 最短30分 |
☆土日でも借入可能 800万円 3.0%~18.0%(実質年率) 審査は最短30分、最短即日借入も可能 最大30日間金利0円
☆24時間申込受付
☆三菱UFJフィナンシャル・グループ
*おすすめ度は当社独自評価による
借入可能額(最大) 適用金利・手数料など 所要時間 その他優遇など
まとめ
今回は、クレジットカードの無担保借入とはどういったものなのか、無担保借入の概要と審査に与える影響などについてお話ししました。
クレジットカードを申し込むときに、何気なくキャッシング枠もつけているという人もいるでしょう。しかし、キャッシング枠は無担保借入になるため、審査に影響を与えます。
また、今後クレジットカードを申し込んだときに、キャッシング枠をつけたばかりに、審査に通らなかったといったこともあるかも知れません。クレジットカードのキャッシング機能は金利、借入可能額などのサービス内容もカードローンに比べて劣ります。キャッシング枠が必要ならカードローンを予備的に作っておいたほうが良いでしょう。
いざというときに役立つキャッシング枠ですが、やはり必要ないのであればつけない方が、クレジットカードの審査には有利に働くと覚えておきましょう。