低金利のカードローンに借り換えて返済額を減らすための注意点

急な出費など、金融機関や消費者金融機関で借入を行ったけれど金利が高くて返済までに時間がかかると悩んでいる方も多いでしょう。住んでいる地域によっては、カードローン会社が提携しているATMが近くにないので、探し回らないといけないという方もいると思います。

 

借り入れているカードローンの残高が少なければ、一括で返済してしまえば返済額は少なくて済みます。一方で、借り入れの金額が多いと一括返済する訳にもいきません。

 

借り入れたカードローンの返済額を少しでも減らすためには、金利が低いカードローンに借り換えるという方法があります。

 

 

低金利のカードローンに借り換えるメリット

急にお金が必要になって急いでカードローンで借り入れを行ったけれど、よく考えれば高い金利を払っているので変更したいと考える方もいるでしょう。

 

カードローンの総返済額を少しでも抑えるために、借り換えは有効な手段です。低金利のカードローンに借り換えるメリットはいくつかあります。

 

支払い利息が減る

それぞれの金融機関や消費者金融などのカードローンで設定している金利は異なります。カードローンは1%でも金利が低い方が、総返済額や月々の返済額が安くなります。借り入れ可能金額、返済回数が同じ条件の場合は、低金利のカードローンに借り換えた方が確実に利息が減って、総返済額は少なくなります。

 

たかが1%でも、カードローンの利用金額が大きくなれば差は広がります。小さいところにも目を向けていくことは、長い目で見るとご自身の資産を守ることに繋がります。

 

 

提携ATMなど、自分の利便性に合わせて選べる

カードローンでは借り入れの際や返済の際にATMを利用することが多々あります。そのため、自宅や勤め先の近くに、カードローン会社が提携しているATMがないと不便を感じます。わざわざ提携先のコンビニや金融機関のATMを探すことになってしまっては大変です。しかし、カードローンを借り換えると利用しやすい提携先ATMがあるカードローンを選ぶことができるようになります。

 

 

毎月の返済額を変えることができる

カードローンで最初に借り入れる際には余裕だと思っていたけれど、返済を始めてみたら生活が厳しくなってきたという方もいるでしょう。また、借り入れてから、病気なったり、家族が増えたりと環境が変わる方もいます。

 

カードローンを借り換えることで、自分の生活に根ざした返済プランを見直す機会ができます。

 

また、カードローン借り換えのタイミングで返済日を変更することもできます。給料日直後のお金に余裕があるタイミングを返済日にすることもできます。先取り貯金と同じで、先に返済しておくとその後の生活費プランを立てやすくなります。

 

 

カードローンの借り換えで金利はいくら変わる?

金利が高いカードローンで悩んでいる方には、低金利のカードローンで新たに借入を行い、前に借り入れていたお金を完済するという借り換えが有効です。

 

2つのカードローン会社の金利差額分を支払うことがなくなり、その分浮いたお金を生活費に充てたり、カードローンの繰り上げ返済に回して、さらに利息の発生を少なくすることもできます。

借り換えによる効果の例)

カードローン借入金額(残額): 50万円

返済回数:  24回(月1回の返済で2年間)

 

A社

金利18%で借り入れた場合、総返済額は597,375円になります。

金利だけで97,375円です。

 

B社

金利15%で借り入れた場合、総返済額は580,475円になります。

金利だけで80,475円です。

 

A社とB社の金利差額は16,900円!

金利はたった3%の違いですが、B社で借り入れた場合は本来払わなくても良い16,900円を支払っていることになります。

 

 

借り換えのデメリット

金利・利息を減らすことができるなど、カードローンの借り換えには大きなメリットが期待できます。

 

一方、借り換えにはデメリットもありますので注意が必要です。

 

再審査が必要

カードローンを借り換えするには、再度審査を受ける必要があります。

 

カードローンの特徴の1つは、一度申込・審査を経れば、その後は自由に何度でも借入ができることです。

 

そのため、カードローン利用に慣れている方は、あらためて申込・審査することのイメージを持っていない方もいるでしょう。

 

しかし、カードローンを借り換えする場合には、あらためて審査を受ける必要があります。

もちろん、審査に通らなければ借り換えもできません。

 

加えて、借り換え後のカードローンの適用金利も審査結果で決まります

 

審査の結果、現在のカードローンと比較して金利が下がらないという可能性もあります。

 

 

返済総額が増えてしまう可能性もある

カードローンを借り換えする場合、返済総額を増やしてしまわないことに注意が必要です。

 

カードローン借り換え時に、毎月の返済額を減らすことを重要視しすぎると、借り換え後の返済期間を長くしてしまうことがあります。

 

例えば、借り換え前は3年間で返済予定だったものを、借り換え後は5年で返済するというケースです。

 

この時、返済期間が2年延長されることで、金利が変わらなくても、毎月の返済額は減少することになります。

 

しかし、借入期間を延長させるということは、その分、元金の減少ペースが遅くなりますので、総返済額は増加することになります

 

 

過払い金請求が難しくなる

長く利用しているカードローン(2010年以前)や、キャッシングサービスの場合、過去に過払い金が発生していることがあります。

 

過払い金というのは、法律で定められた金利水準(上限金利)を超えて、利息を支払っている状態です。

 

もし、過払い金が発生していれば、請求することで返済してもらえる可能性があります。

 

>>過払い金とはなにか?過払い金を取り戻す方法

 

しかし、一度完済して、契約を解除してしまうと、過払い金を取り戻す難易度はあがってしまいます。

 

完済前であれば、残っている残高と相殺することもできますし、過去の返済履歴を請求することで支払い状況を確認することもできます。しかし、一度完済してしまうと、残高自体が無くなりますし、取引終了後の返済履歴は、年を追うごとに難易度が高まってしまうのです。

 

もし、2010年以前から利用しているカードローンなどの場合、過去に過払い金が発生していないかを確認しておく必要があります。

 

 

カードローンの「借り換え」と「おまとめ」はどう違う?

カードローンを他のローン会社に切り替える方法としては、「借り換え」と「おまとめ」があります。既に複数社への借り入れがある場合は、「おまとめ」をおすすめされることが多いです。

 

「おまとめ」と「借り換え」はどう違うのでしょうか。おまとめと借り換えの違いを良く理解して、ご自身にあった方法を選べると、さらにカードローンの返済総額は少なくすることができます。

 

おまとめと借り換えは、既に借り入れがある上で、新たに借り入れを行うという点では同じですが、目的が異なります。

 

「おまとめ」は複数社から借り入れをしている場合、新たな借り入れを行なって以前の金融機関は完済して、新たに借入する一社に借入をまとめる方法です。おまとめローンは返済することを目的にしている融資商品ですので、カードローンのように返済が進んだときに、反復して借入するということもできません。

 

一旦、おまとめして、返済が完了すれば、サービスは終了します。

 

「借り換え」は、一社から借り入れているカードローンの残額を別金融機関のカードローンで新たに借り入れを行い、元々の金融機関に返済するという方法です。借り換えた後の融資商品もカードローンですので、返済が進めば、再度借入をすることも自由です。

 

一旦、完済しても、カードローン契約を解約しない限りは、いつでも自由に新規借入を行うことができるのがカードローンの特徴です。おまとめローンには、この反復しての借入というメリットはありません。

 

 

低金利のカードローンに借り換え時の注意点

総返済額が異なったり、返済計画の見直しができたりと、メリットが非常に高い低金利のカードローンへの借り換えですが、気をつけないといけないこともあります。カードローン借り換え時の注意点を整理しておきましょう。

 

借り換え時の審査は厳しくなる

新たなカードローンを組むためには、借り換え時に審査が必要になります。現在カードローンを利用できているからといって、次のカードローンも審査に通るとは限りません。

 

むしろ、2件目のカードローンということで審査が厳しくなる可能性もあります。2件目のカードローンは、追加で借り入れを行う場合は返済に困っている人と判断されてしまったり、過去に起こした金融事故(支払い遅延など)が信用情報機関に登録されていたりなど、審査が通りにくいこともあるのです。

 

また、資金業法の総量規制により借り入れ総額は年収の3分の1までと定められています。

 

カードローンで借り換えしようと思うと、既存のカードローン契約がある状況で、新規に現在残高以上のカードローン極度額を認められる必要があります。既に借り入れている金額が年収の3分の1の上限いっぱいの場合は、借り換えのために別の金融機関、消費者金融機関から追加で借り入れることはできません。

 

なお、おまとめローンであれば、総量規制の例外扱いとなりますので、総量規制の制限に関係なく、借入を行うことができます。総量規制一杯の方はおまとめローンを検討してみましょう。

 

>>借り換えの審査に通過するための対処方法

 

 

借り換え先の条件を確認してシミュレーション

カードローンやおまとめローンの場合、金利が安くなっても、総返済額が安くなるとは限りません。

 

せっかく借り換えによって金利が低くなっても、返済期間が延びてしまうと総返済額は高くなるという場合もあります。金利が低くなり月々の返済額も安くなって喜んでいても、実は返済期間が延びており総返済額は増えているというパターンもあります。

 

各金融機関や消費者金融によってカードローンの条件はそれぞれなので、時間と手間がかかりますがしっかり比較検討しましょう。

 

借り換え前に、金利、月々の返済額、返済期間など返済計画(シミュレーション)について、さらに総返済額について確認しておくことが大切なお金を守るためには必要です。

 

 

 

 

カードローンの借り換えが向かない人

低金利のカードローンやおまとめローンで借り換えすれば、総返済額を少なくできる可能性があります。しかし、借り換えしないほうが良い方もいます。ここでは、カードローンを借り換えすることが適さない方を具体的にご紹介しましょう。

 

銀行系カードローンを使用している

一般的に銀行系カードローンの方が消費者金融系カードローンよりも金利が低いとされています。銀行系カードローンで借り入れをしている場合は、すでに良い条件なので借り換えを検討すべきではない可能性が高いです。

 

特に、借り換えによってさらに金利の低い銀行系カードローンを利用するなら良いですが、消費者金融系カードローンに借り換えすると金利が高くなってしまうかもしれません。

 

 

提携先が多いカードローンを使用している

借り入れや返済時にATMを利用する方は多いです。借り入れている金融機関や消費者金融によって、まったく手数料がかからない場合もあります。

 

提携しているATMが少ないと、利用する度に手数料がかかるので、利息が安くなっても手数料をプラスした総返済額は高くなるということもあります。

 

例)

月に1回、返済を手数料がかかるATMで行う場合

ATM手数料 220円 × 12ヶ月 = 2,640円

1回の手数料は220円と大きな金額ではないですが、220円のATM手数料を月に1回、1年間使用し続けると、年間2,640円かかります。

 

そうなると、金利の差額によっては低金利のカードローンに借り換える意味がないという場合もあります。

 

借り換え前に、提携先やATM利用についてもしっかり確認しておきましょう。

 

借り入れ金額が少ない

カードローンの借り換えを行う場合、新しい借り入れ先についての情報収集、契約のための書類準備、契約など手間と時間が余分にかかります。

 

あまりに少額の借り入れしかしていなくて、将来的にもそんなにカードローンを利用することがない場合、金利率が低くなり総返済額が安くなっても微々たるものです。その場合、時間と労力をかけた分のリターンが少ないので借り換えを行わずに、別のことに時間をかけた方が良いでしょう。

 

一方、カードローンでの借り換えを反復して、継続的に行っていくことを予定しているのなら、借り換えによって金利を下げておく効果も高くなるでしょう。

 

おすすめのカードローン

これから新しいカードローンを申込するなら金利が低く、提携ATMの多い、利便性の高いカードローンを選びましょう。本サイトでおすすめするカードローンをご紹介します。

 

楽天銀行カードローン

銀行カードローンのなかで最もおすすめの1枚!!

借入限度額の大きさ・金利の低さは業界トップクラス

WEB申込で完結しますので、1度も店舗に行く必要がないカードローンです。

 

<楽天スーパーローン基本データ>

借入限度額 借入金利 パート・アルバイト
10~800万円 1.9~14.5%
楽天銀行カードローン
4.3

・楽天グループのカードローン
・WEB申込で手続き完結。契約など来店不要

 

アコムカードローン

三菱UFJフィナンシャル・グループの消費者金融

豊富なATMによる利便性の高さが魅力

審査回答最短30分。土日も即日借入できるアコムです。

 

<アコム基本データ>

借入限度額 借入金利 パート・アルバイト 初回特典
1~800万円 3.0~18.0% 30日間金利無料
アコムカードローン
4.8

☆土日でも借入可能
☆24時間申込受付
☆三菱UFJフィナンシャル・グループ
*おすすめ度は当社独自評価による

借入可能額(最大)

800万円

適用金利・手数料など

3.0%~18.0%(実質年率)

所要時間

審査は最短30分、最短即日借入も可能

その他優遇など

最大30日間金利0円

 

アイフル カードローン

最短30分で審査完了!即日借入希望ならアイフル

契約書の郵送不要/WEB申込で完結

誰にも知られずに申込やカード受取可能な便利なカードローン

<アイフル基本データ>

借入限度額 借入金利 パート・アルバイト 初回特典
1千円~500万円 4.5~18.0% 30日間金利無料
アイフルカードローン
4.8

☆アイフルのカードローン
☆審査はWEBで完結・来店不要
☆郵送物一切なし。誰にも知られずに申込も可能

借入可能額(最大)

800万円

適用金利・手数料など

3.0%~18.0%(実質年率)

所要時間

審査・融資まで最短25分

その他優遇など

最大30日間利息0円

https://www.ozyouzumoney.online/article/aiful_loan.html 

 

 

プロミス カードローン

SMBCグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)

大手銀行グループの安心感と消費者金融のスピード!

今なら最大で30日間無利息キャンぺーン中

*50万円以内のお申込みなら所得証明書不要

<プロミス基本データ>

借入限度額 借入金利 パート・アルバイト 初回特典
10~500万円 4.5~17.8% 30日間金利無料
プロミス
4.85

☆WEB申込なら来店不要で申込完結
☆郵送物不要、WEB完結で誰にも知られず申込可能
☆24時間申込可能
☆2020年オリコン ノンバンクカードローン部門第1位

借入可能額(最大)

500万円

適用金利・手数料など

4.5%~17.8%(実質年率)

所要時間

最短即日

その他優遇など

30日間利息0円(初回利用日から30日)

アイフルで土日・即日で借入するために知っておいた方が良いこと!

 

 

クレジットカードのキャッシングは金利が高い

カードローンと同じようにキャッシングサービスができる商品に、クレジットカードがあります。

 

クレジットカードには、

  • 買い物に使えるショッピング機能
  • 借入に使えるキャッシング機能

 

の2つの機能が用意されています(申込時の希望や、審査次第でキャッシングが付いていないこともあります)。

 

そのため、キャッシングを利用されている方のなかには、クレジットカードを利用している方も少なく無いようです。

 

しかし、クレジットカードのキャッシング機能はおすすめできません。

それは、カードローンに比べて、金利が高くなってしまうことが多いためです。

 

前述の楽天銀行カードローンの場合、借入金利は「1.9~14.5%」の範囲内で、審査結果や借入限度額の大きさなどによって適用金利が変動します。審査結果が良ければ、借入金利は低くなっていきます。

 

一方、クレジットカードのキャッシングは、審査結果、借入限度額などにかかわらず、一律で金利が決まるのが一般的です。例えば、三井住友VISAカードの場合、キャッシングの借入金利は一律18.0%です。カードローンの金利に比べて、金利条件が悪いのが解るでしょう。

 

クレジットカードのキャッシングはおまけ・予備程度に考えて、カードローンのお得な商品を選択するようにこころがけましょう。

 

まとめ

返済期間が同じ場合、低金利のカードローンに借り換える方が断然お得です。

 

ただし、借り換える金融機関もしくは消費者金融によって条件が異なるので、しっかり確認しないと損することもあります。

 

カードローンの借り換え前には、契約予定のATMの手数料なども考慮した返済シミュレーションをして、総返済額が安くなるか検討することをおすすめします。

 

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