住宅ローンは借入残高も大きく、借入期間も長いので、ほんの少しの金利差が、思っているよりもずっと大きな支払い額の違いを生み出すことが少なくありません。
今回は、住宅ローンを借り換えする時のポイントや、住宅ローンの借り換えで大人気の住宅ローン商品を取り上げます。
低金利で有名な住信SBIネット銀行はもちろん、2021年現在、借り換えに使いたいお得な住宅ローンを、ご紹介いたします。
★住信SBIネット銀行の住宅ローン
★業界トップクラスの低金利
★新規購入時の通期変動金利は0.32%(2023年5月現在)
★全疾病保障保険の特約を無料で利用できる
借入可能額(最大) | 1億円 |
---|---|
適用金利・手数料など | 変動金利0.32%(借り換え時 0.299%) ※所定の条件を満たした場合の通期変動金利となります※掲載金利は最大金利引下げ幅時の適用金利です。審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります。 |
所要時間 | 申込から融資実行まで1ヶ月程度 |
その他優遇など | 全疾病保障特約を無料で付加、一部繰上げ返済手数料無料 |
住宅ローンは借り換えが良い?
最初に、住宅ローンを借り換えすることで、どれだけのメリットが期待できるのかについて確認しておきましょう。
住宅ローンの借り換え目的は、住宅ローンの総支払額の減少です。
住宅ローンの総支払額を減少させる以外は「おまけ」とも言えます。
何千万円も払うことが多い住宅ローンですので、ほんの少しの金利差でも返済額を減少できればメリットは大きくなります。
100万円の返済が削減できれば、数か月分の給料に相当するという方もいますよね。
そのために、住宅ローンの借り換えで注意すべき点は以下の2点です。
- 住宅ローン金利を下げること
- 住宅ローンの手数料・諸費用を勘案して得か計算する
この2点から計算して、住宅ローンの借り換えが得になるか計算します。
借り換えのシミュレーション
では、実際に住宅ローンの借り換えメリットの計算方法を例示してみましょう。
例えば、住信SBIネット銀行の2021年1月現在の住宅ローン金利は、0.410%(変動金利で審査によって金利優遇を最大限適用された場合)です。現在、フラット35で住宅ローンを借入していて、適用金利が1.28%とします(こちらも住信SBIネット銀行のフラット35金利を参考/団信あり)。
そして、借入残高が3,000万円、借入残期間が30年としましょう。
この場合、住宅ローンを借り換えするメリット(支払い利息の減少)を計算するには、3,000万円×30年×0.865%(1.28% – 0.415%) ÷2となります。
「÷2」というのは、借入残高が、30年間で均等に減少していくことを前提にしています。そして、この計算結果としては、約400万円となりました。
★住信SBIネット銀行の住宅ローン
★業界トップクラスの低金利
★新規購入時の通期変動金利は0.32%(2023年5月現在)
★全疾病保障保険の特約を無料で利用できる
借入可能額(最大) | 1億円 |
---|---|
適用金利・手数料など | 変動金利0.32%(借り換え時 0.299%) ※所定の条件を満たした場合の通期変動金利となります※掲載金利は最大金利引下げ幅時の適用金利です。審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります。 |
所要時間 | 申込から融資実行まで1ヶ月程度 |
その他優遇など | 全疾病保障特約を無料で付加、一部繰上げ返済手数料無料 |
つまり、住信SBIネット銀行の住宅ローンで、フラット35を借り換えした結果、400万円の利息の減少が期待できることになります。
手数料をしっかり確認!
住宅ローンを借り換えする際に、忘れてはいけないのは手数料や諸費用の存在です。
この部分を見逃しては、住宅ローンを借り換えした時に、「失敗」して、むしろ損になってしまうことがあります。
重要な手数料・諸費用は以下です。
種類 |
金額目安(税抜き表示) |
住宅ローン手数料・保証料 |
借入金額の2% |
登録免許税 |
借入金額の0.4% |
司法書士手数料 |
3~5万円程度 |
繰り上げ返済手数料 |
数千円~3万円程度 |
印紙税 |
借入額によって相違・数万円程度 |
つまり、住宅ローン手数料は、住信SBIネット銀行の2021年1月現在の手数料率を参照しましたが、大抵の銀行(ネット銀行を含む)で同じ位の金額が必要です。
銀行によって手数料と呼ぶか、保証料と呼ぶかは異なります。結果的に、住宅ローンを借り換えする場合には、借入金額の2.5~2.6%が諸費用として必要になると考えておくべきでしょう。
先程の、住信SBIネット銀行で住宅ローンを借り換えする例で計算すれば、3,000万円の借入ですので、75万円(3,000万円×2.5%)の費用がかかることになります。
つまり、住信SBIネット銀行で住宅ローン借り換えする場合のメリットは、397万円 – 75万円=322万円ということになります。
この金額のメリットが生まれるなら、住信SBIネット銀行での借り換えも検討してみたいですよね。
こういった計算を通して、住宅ローンの借り換えメリットが「+」になりそうなら、借り換えを検討してみる価値があります。
借り換えした方が良い目安
計算が面倒、苦手、自信が無いという方には、住宅ローンの借り換えで、メリットが生まれるかどうかを簡単に判断する目安があります。
住宅ローンの借り換えの目安は、「10年、1,000万円、金利1%」です。
つまり、現在借りている住宅ローンが10年以上の借入期間が残っていて、借入残高が1,000万円以上あって、借り換えすると金利が1%以上低くなるなら、借り換えした方が良いという簡易的な借り換えの目安です。
この目安は、不足部分を他で補えれば、おおよそ問題ありません。
例えば、金利は0.5%下がる(1%の半分)だけだと、借入期間は20年ある(10年の倍)と言う場合は、それほど変わらずにメリットがあります。
残高も同じです。金利は0.5%しか下がらないけど、借入残高が2,000万円あるという場合も同じようにメリットが生まれます。
ですので、総じてこれくらいのメリットがありそうなら検討して見る価値があります。
借り換え前に知るべきこと
但し、住宅ローンを借り換えする際に知っておくべきこともあります。
住宅ローンを借り換えして、プラスの影響だけなら良いですが、必ずしもそうではありませんので注意が必要です。
住宅ローンの借り換えには、失敗要因となるデメリットもありますので、あわせて理解しておく必要があります。
住宅ローンの借り換えで注意すべきことは3点です。
- 固定金利 → 変動金利の借り換えの注意
- 審査に落ちることもある
- 手続きが面倒(新規借入時より少し面倒)
一番重要なのは「変動金利は上昇する可能性もある」ことです。
その点を気にして、フラット35や、住宅金融公庫を活用して、長期の固定金利で住宅ローンを借入した方も少なくないと思います。
住宅ローンを借り換えして、一旦、金利が下がっても、変動金利の場合、将来的に金利が上昇する可能性があります。
(但し、バブル崩壊後の30年間、住宅ローン金利は、ほぼ一貫して下がり続けてきました)
メリットが生まれそうなら次は?
なんとなく、住宅ローンを借り換えするとメリットが生まれそうと解ると、次は、実際に銀行で相談してみるのが良いでしょう。
銀行の対面で、プロに相談するのがおすすめです。それぞれの方に合せて、さらに詳細に住宅ローンを借り換えする際のシミュレーションをしてもらえたり、注意点を教えてもらうことができます。
銀行毎に優遇金利を利用するためには、審査などの条件を満たす必要があることもあります。
そういった疑問点を、直接相談して解消したり、自身が優遇金利に対象になるかを確認する必要があります。
「ネット銀行の低金利を窓口相談で」ということで、住信SBIネット銀行の住宅ローン相談窓口(マネープラザ)がこちらからご予約可能です。
借り換えに適する住宅ローンは?
ここからは、実際に住宅ローンの借り換えで、利用すべきおすすめの住宅ローンをご紹介していきましょう。
住信SBIネット銀行の住宅ローン
やはり、2021年1月現在で、最もおすすめの住宅ローンは、住信SBIネット銀行です。住信SBIネット銀行で借り換えするのが最もメリットを大きくできる可能性が高いでしょう。
住信SBIネット銀行は低金利
住信SBIネット銀行の住宅ローンは何と言っても金利が低くいことが魅力です。
住宅ローンを借り換えする際に最も大切なのは、金利が低くなることです。
せっかく、住宅ローンを借り換えしてメリットを最大化しようとするなら、住信SBIネット銀行のような金利の低い住宅ローンを選びたいですよね。
住信SBIネット銀行の2021年1月現在の金利(変動金利)は0.410%です(※審査結果により0.1%上乗せとなる場合があります)。
この金利は、ネット専用住宅ローンを活用する場合でも、マネープラザで窓口相談する際に利用できるものも同一の金利です。
住信SBIネット銀行は業界トップクラスの低金利な住宅ローンですので、借り換え検討時には、必ず相談する対象として候補に加えておきたい住宅ローンになります。
★住信SBIネット銀行の住宅ローン
★業界トップクラスの低金利
★新規購入時の通期変動金利は0.32%(2023年5月現在)
★全疾病保障保険の特約を無料で利用できる
借入可能額(最大) | 1億円 |
---|---|
適用金利・手数料など | 変動金利0.32%(借り換え時 0.299%) ※所定の条件を満たした場合の通期変動金利となります※掲載金利は最大金利引下げ幅時の適用金利です。審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります。 |
所要時間 | 申込から融資実行まで1ヶ月程度 |
その他優遇など | 全疾病保障特約を無料で付加、一部繰上げ返済手数料無料 |
なお、住信SBIネット銀行はインターネット申込専用の住宅ローンだけでなく、対面相談で申込・相談が可能な住宅ローンも取り扱っています。
それが「SBIマネープラザ」です。ネット専用銀行は店舗などのコストを掛けない代わりに、金利を低く維持するのが一般的ですが、住信SBIネット銀行なら対面相談で借入申込しても、ネット専用住宅ローンと同じ条件の借入が可能です。
但し、SBIマネープラザは店舗数も少なく、込み合うため、事前予約が必須となります。事前予約は以下のリンクからとなります。
★SBIマネープラザの住宅ローンサービス
★完全予約制ですのでまずはご予約ください
★ネット銀行の低金利を対面相談で利用可能
住信SBIネット銀行と同水準の低金利
全疾病保障特約を無料で利用できる
借入可能額(最大) | 2億円 |
---|---|
適用金利・手数料など | 変動金利 0.41%、10年固定金利 0.53% (2021年7月時点) |
所要時間 | 申込から融資実行まで1ヶ月程度 |
その他優遇など | 団信・全疾病保障付(金利上乗せなし) |
全疾病保障に無料で加入できる
住信SBIネット銀行の住宅ローンメリットにはもう1つあります。それは、「全疾病保険に銀行の負担で加入できる」ことです。
全疾病保険とは、がんや、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病など(その他の病気や、けがも対象に加わっています)を原因として、12ヶ月間働けない状態が続くと、その時点の住宅ローン残高が0円になるというものです。
住宅ローンを組む際に、将来の健康上の問題などで、働けなくなることが怖いと感じる方は多いと思います。
そのために、所得保障の保険に加入する方もいます。しかし、所得保障の保険料は結構高く、負担が重くなってしまいます。
住信SBIネット銀行では、全疾病保険に、銀行が保険料を負担してくれて、加入できますので健康上の不安を大きく解消することができます。
なお、全疾病保障などの病気に備えた保険は、後述の楽天銀行の住宅ローンを除き、大抵の銀行で、「保険料を申込人が負担することでも」加入できるようになっています。
そして、その場合、借入金利が、0.2~0.3%上昇します。
つまり、住信SBIネット銀行の住宅ローンは、低金利に加えて、0.2~0.3%の金利程度の価値が付加されます。
転職して間もなくても申込可能
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、転職歴がある方も利用しやすい住宅ローンです。
住信SBIネット銀行では、転職後、3ヶ月経過していれば住宅ローンの申込が可能です(一般的な銀行の住宅ローンでは、最低でも1年以上、厳しければ3年以上の勤続年数がなければ全く相手にしてもらえません)。
住宅ローンを借り換えしたいけど、転職後間もなくて、諦めているという方には、住信SBIネット銀行の住宅ローンが、おすすめです。
関連記事:住信SBIネット銀行審査基準
三菱UFJ銀行(ネット専用)
住信SBIネット銀行に続いておすすめなのが三菱UFJ銀行(ネット専用)です。
三菱UFJ銀行の住宅ローンは、これまで13年間連続で最も取扱い金額が多い住宅ローンです。
つまり、三菱UFJ銀行は日本で最も人気のある住宅ローンであると言えます。
三菱UFJ銀行の店頭で相談して借入できる住宅ローンではありません。
三菱UFJ銀行にはネット申込専用の住宅ローンが用意されています。店頭とネットの大きな違いは金利差です。
三菱UFJ銀行ネット専用住宅ローンなら変動金利で0.39%での借入が可能です。
3年間の固定金利ではありますが、借入当初の金利を抑えたい方には最適な住宅ローンになります。住信SBIネット銀行に加えて、まずは事前審査で相談しておきたい住宅ローンです。
☆三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローン
☆13年連続で日本で最も利用されている住宅ローン
☆変動金利 0.475%(2022年1月現在)
☆3年固定金利 0.34%、10年固定金利0.74%(2021年4月現在)
☆申込手続きなどはネットで完結
☆7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus>も利用できます
借入可能額(最大) | 1億円 |
---|---|
適用金利・手数料など | 変動金利 0.475%、3年固定金利 0.39%、10年固定金利0.74%(2022年1月現在) |
その他優遇など | 7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus> |
au住宅ローン(じぶん銀行)
じぶん銀行とは、auと三菱UFJ銀行が共同で設立したネット銀行です。
そして、au住宅ローンはネット銀行ならではの低金利と申込のしやすさ、加えて、50%がん特約を無料で団信に不可できるサービスで人気です。
低金利の住宅ローンをお探しなら、住信SBIネット銀行と並行して申込をしておくのがおすすめの住宅ローンです。
なお、au住宅ローンはauユーザー以外も申込可能です。
☆じぶん銀行のau住宅ローン
☆業界最低水準の住宅ローン金利
☆がん50%保障団信が無料で利用可能
☆auユーザー以外の方でもお申込みできます
*じぶん銀行は三菱UFJ銀行とauの共同設立のネット銀行
借入可能額(最大) | 2億円 |
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適用金利・手数料など | 変動金利 0.31%、10年固定金利 0.465%(2022年1月時点・au金利優遇割適用時) |
所要時間 | 申込から融資実行まで1ヶ月程度 |
その他優遇など | 一般団信・がん50%保障団信の保険料が無料、一部繰上返済手数料が無料 |
新生銀行住宅ローン
手数料・保証料で最も低いのは、新生銀行の住宅ローンです。
金利条件は、住信SBIネット銀行や、楽天銀行には、やや劣りますが、借入当初、借り換え時に手数料が不要で借入できるという嬉しい特徴があります。
銀行タイプ |
店頭型銀行 |
金利(変動) |
0.6% |
手数料 |
不要 |
新生銀行は、オリコン住宅ローンランキングの「手数料・保証料部門で満足度1位」を獲得するほど、手数料・保証料のお得な住宅ローンです。
手数料がかからないので、住宅ローンの借り換えも利用しやすいですよね。
まとめ
住宅ローンの借り換えでメリットを最大限に活かすためには、早めに借り換えるスピードが重要です。
金利差を活かすためには、借り換え後の低金利の期間が長ければ長い方が、効果が高まるからです。
しかしながら、借り換えすれば必ず得になるという訳では無く、こちらでご紹介した注意点を参考にしつつ、借り換えが得になるかどうかを確認する必要があります。
ご自身で検討するだけでなく、住信SBIネット銀行の窓口相談(マネープラザ)を活用するなど、借り換えのシミュレーションを行ってもらうこともできます。是非、住宅ローンを少しでもお得にしたいなら、借り換えを有効に活用しましょう。
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