カードローンはどれでも同じではありません。カードローン会社ごとにメリット・デメリットがあります。消費者金融のカードローンは急ぎ、即日でも借入が可能ですが、金利で比べれると銀行カードローンの方がお得です。そして、一旦消費者金融から借入しても、銀行に借り換えすることができます。消費者金融から銀行カードローンに借り換えすれば、金利が下がるなど、返済負担が軽減することも期待できます。
今回は消費者金融から銀行カードローンに借り換えする方法について説明します。
今回ご紹介する内容
消費者金融から借り換えするメリット
借り換えのデメリット
借り換えするための方法
借り換え審査で見られる項目
借り換え利用におすすめのカードローン
借り換えとは?
借り換えとは、既存の借り入れがある方が、別の金融機関や、借入商品でお金を借入して、既存の借り入れを返済することです。
特に、借り換えを利用するケースとしては、既存借入の金利が高く、それよりも低い金利で借入ができる場合が多くなります。住宅ローンや、カードローンでは、多くの銀行や、消費者金融で融資を行っていますので、条件の良い借入ができるようになると借り換えを行うことが多々あります。
また、カードローンの借入件数が複数あるなら「おまとめローン」を活用するのも有効です。
おまとめローンを上手に活用すると、金利を低下させることも可能ですし、借入金利が低下しなくても、借入を1本化するだけでも返済負担を軽減する効果が得られることもあります。
カードローンを借り換えするメリット
借り換えにも審査が必要ですので、申込したり、必要書類を提出するなど、手間暇がかかってしまいます。それでも、あえて消費者金融から銀行カードローンに借り換えするメリットにはなにがあるのでしょうか。
カードローンを借り換えするメリットから確認しておきましょう。
カードローンを借り換えするメリット
借り換えで金利が低下
銀行の方が多く借入できる可能性がある
利用できるATMが豊富
借り換えで金利が低下
消費者金融から銀行カードローンに借り換えると大きな効果・メリットが期待できます。
その中でも、もっとも期待できるメリットは金利が低下することです。
銀行のカードローンと消費者金融のカードローンの大きな違いは金利です。
平均的な銀行カードローンは消費者金融に比べ3~4%程金利が下がり、返済がぐっと楽になります。
そのため、銀行カードローンで借り換えすることで、金利が低下し、その結果、返済負担が低下することが期待できます。
実際の借り換えの効果を具体的なケースで確認してみましょう。
大手都市銀行なかでもカードローンに非常に力を入れている三井住友銀行のカードローン金利は4.0%~14.5%です。それに対して、三井住友銀行グループの消費者金融であるプロミスのカードローン借入金利は4.5%~17.8%の範囲内で適用されます。
■カードローン金利の比較
三井住友銀行 | プロミス | 金利差 | |
金利上限 | 14.5% | 17.8% | +3.3% |
金利下限 | 4.0% | 4.5% | +0.5% |
それぞれの上限金利で比較すると、三井住友銀行のカードローンの金利が3.3%低いことが解ります。三井住友銀行とプロミスは同じ三井住友銀行グループの一員であり、この金利の違いは、単純に銀行と消費者金融のカードローンの商品性の違いであると考えられます。
そのため、消費者金融から銀行に借り換えすると金利が低下して、返済負担が軽減することが期待できます。
ここで具体的にどれ位の返済負担が軽減されるかを確認してみましょう。仮に、カードローンで50万円の借入を利用されていて、消費者金融⇒銀行のカードローンに借り換えする場合を考えてみましょう。
このとき、金利が1%低下するとします。50万円×1%=5千円となりますので、1%の金利差で、年間返済額が5千円低下することになります。つまり、銀行カードローンを利用して、金利が4%低下すると、2万円もの返済負担が低下(5千円×4倍)することになります。
年間返済額が2万円も低下するとなると、決して無視できない水準ですよね。
▼プロミスの公式ホームページ
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☆24時間申込可能
☆2020年オリコン ノンバンクカードローン部門第1位
借入可能額(最大) | 500万円 |
---|---|
適用金利・手数料など | 4.5%~17.8%(実質年率) |
所要時間 | 最短即日 |
その他優遇など | 30日間利息0円(初回利用日から30日) |
銀行なら多く借りられる可能性がある
消費者金融から銀行に借り換えする2つ目のメリットとして借入限度額が大きくなることがあげられます。銀行と消費者金融のカードローンでは、融資を行うにあたってのもとになる法律が異なります。
消費者金融は貸金業法という法律に基づいてカードローンの貸付を行います。
貸金業法には総量規制という規制があり、無担保貸付を個人に対して行う場合の貸付上限額を「年収の3分の1」までに制限しています。
例えば、年収150万円の方の場合、カードローンで借入できる金額は50万円が上限(=150万円÷3)ということになります。
そのため、消費者金融のカードローンで借入を行う場合、この金額を超えて借入することはできません。それに対して、銀行は貸金業法の制限を受けていませんので、「理屈上は」年収の3分の1以上でも借入することが出来ます。法律上の制限がありませんので、銀行の判断次第でいくらでも貸せるということになるのです。
消費者金融から銀行に借り換えすると、借入額の上限が増えるというのはそのためです。
但し、銀行も最近は、自主規制として総量規制を意識した貸付を行うように変わりつつあり、ある程度、総量規制の影響を受けていると考えられます。そのため、「年収の3分の1」を大幅に超過する借入は難しくなります。
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利用できるATMが豊富
銀行カードローンの場合、無料で利用できるATMが非常に豊富です。
カードローンでは、借入や、返済の時にATMを利用することがあります。消費者金融カードローンでも提携ATMが利用できますので、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートなどのコンビニATMを利用することができます。
一方、銀行カードローンでは、コンビニATMに加えて、それぞれの銀行ATMを利用することができます。特に、都市銀行などの大手銀行カードローンであれば、それだけたくさんの銀行カードローンが利用できます。
借り換えのデメリット
一方、カードローンを借り換えするにはデメリットもありますので注意が必要です。
カードローンを借り換えするデメリット
審査に通る必要がある
金利が下がらないこともある
審査に通る必要がある
借り換えとは言え、新たにカードローンを利用するためには審査が必要です。一度審査に通過しているからといって、審査なく借り換えができるわけではありません。
むしろ、消費者金融のカードローンを利用している方にとって、審査難易度は銀行カードローンの方が高くなりますので、以前に審査が通っていたとしても、銀行の審査基準は借入できないという可能性は十分にあります。
審査に通らないと借り換えもできないということを知っておいたほうが良いでしょう。
金利が下がらないこともある
カードローンの金利は決められた範囲内で、審査結果によって決定されます。
先ほどの三井住友銀行とプロミスの例で言えば、上限金利には3.3%の差がありましたが、プロミスでの審査結果が良く、上限金利よりも低い金利で借入できていることも考えられます。この場合、銀行カードローンに借り換えすると金利が下がるどころか、高くなってしまうという危険性もあります。
例えば、プロミスでカードローンを利用しているが、現在の借入金利が13.0%であったとしましょう。
一方、三井住友銀行に借り換えした結果、認められる金利が14.5%になってしまうと、金利は1.5%高くなってしまいます。
つまり、銀行カードローンに借り換えたとしても、必ずしも金利が下がるわけではないことも留意しておく必要があります。
消費者金融から借り換えする方法
銀行のカードローン審査では、「消費者金融や、街金から借入している人は、カードローン・フリーローンなどの借入審査に通らなくなる」という噂があります。これは、あながち間違いではありません。
実際、消費者金融などから借入している人は銀行の審査に通りにくくなる傾向があります。
それは、そもそも銀行では、以下のような考え方があるためです。
- 複数枚目のカードローンは銀行の審査に通りにくい
- 消費者金融で借りている人は銀行の審査に落ちた人と判断される
- 金利の高い借入をする人は将来的に返済が厳しくなる可能性が高い
そのため、既に消費者金融のカードローンで複数件借入している人は、銀行のカードローン審査で借入しにくくなってしまいます。しかし、消費者金融から銀行に借り換える場合は、上記の問題の大半はネックにならず、借り換えができる可能性があるります。
借り換えに最適なカードローンを探す
消費者金融から借り換えする場合、借り換えとして利用するカードローンを選ぶ必要があります。
たとえ借入金利が低いカードローンであっても、審査が厳しすぎるカードローンであれば、せっかく申込しても審査に落ちてしまって「申込ブラック」になってしまうこともあります。
そのため、金利が低く、審査に通りやすいカードローンであったり、利用できるATMが豊富な利便性の高いカードローンを見つける必要があります。今回は借り換えに最適なカードローンをご紹介しますので、こちらも参考にしてください。
消費者金融カードローンも対象に加える
なお、借り換えの対象としては銀行カードローンがおすすめですが、消費者金融カードローンのなかにも非常に金利が低く、利用しやすいものもあります。こういった消費者金融カードローンも含めて借り換えを検討するのが良いでしょう。」
ファーストプレミアムカードローン
アイフルの最上位クラスのカードローン
金利の上限は9.5%
初めてアイフルを申込する方に限定
30日間無利息キャンぺーン
<基本データ>
借入限度額 | 借入金利 | 即日借入 | パート・アルバイト | 初回特典 | 審査 |
100~800万円 | 3.0~9.5% | 〇 | 〇 | 30日間金利無料 | 最短30分 |
☆初めてアイフルを利用される方向けの優遇サービス
*すでにアイフルとご契約がある方はご利用頂けません
☆金利が大手銀行カードローンよりも大幅に低い
☆満23歳~59歳の方で一定の年収がある方が対象
☆アイフルカードローンのお得なプラン
借入可能額(最大) | 800万円 |
---|---|
適用金利・手数料など | (実質年率)3.0%~9.5% |
所要時間 | 審査・融資まで最短25分 |
その他優遇など | 30日間利息0円 |
一度に多数のカードローン申込をしない
カードローンの借入申込をする場合、一度に申込する件数は3件以内に抑えるようにしましょう。
早く借り換えしたいからと言って、3件を超える件数に一度に申込すると、「申込ブラック」と言って、むしろカードローン審査に通りにくい状況になる可能性があります。
金融機関のカードローン審査では、個人信用情報を必ずチェックします。
そして、個人信用情報は閲覧されるたびに、その履歴が残ります。
そのため、2番目、3番目に個人信用情報をチェックする金融機関は、それ以前に閲覧された履歴も確認します。そして、閲覧履歴の多い方は、カードローン審査に通らないために多数の金融機関に申込されていると推測されてしまいます。金融機関はリスクを避ける傾向にありますので、こういった多数の金融機関に申込される方を断る傾向にあるのです。
こういった状況のことを「申込ブラック」と呼びます。
なお、個人信用情報の閲覧履歴は、原則として6ケ月で消去されますので、申込ブラックの状況になってしまった場合は、6ヶ月程度の期間をおいてから次に申込するようにしましょう。
借り換えならできる!?
前述の通り、消費者金融で借入している人が、銀行で追加借入をしようとすると、審査に通過するのは難しくなる可能性が高いです。しかし、消費者金融から銀行に借り換えることは可能です。
追加の借入でなく、消費者金融から銀行に借り換えするのがポイントです。
借り換えなら、既存の消費者金融の借入は完済されることになりますので、金利の高い借入は完済され、返済負担も軽くなります。
銀行カードローンで借り換えすることで、返済負担が軽減されるので、今後も問題なく、返済してもらえるだろうと銀行も期待できます。
そのため、銀行のカードローン・フリーローン審査に通過して、消費者金融から銀行に借り換えできる可能性は高まります。
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借り換えに最適なカードローン
それでは、ここからは実際に消費者金融から銀行に借り換えする場合に、是非検討していただきたい銀行カードローン・フリーローンをご紹介します。
楽天銀行カードローン
2020年現在、もっともおすすめのカードローンは楽天銀行スーパーローンです。
楽天スーパーローンは銀行カードローンのなかでもトップクラスに金利の低さと借入限度額の大きさで人気のあるカードローンです。さらに、WEBからの申込だけで手続きを完結でき、1度も店舗に行く必要がないという申込の簡単さが人気です。
これからカードローンを申し込むなら楽天銀行カードローンも是非加えておくことをおすすめします。
<楽天スーパーローン基本データ>
借入限度額 | 借入金利 | 即日借入 | 専業主婦 | パート・アルバイト | 初回特典 |
10~800万円 | 1.9~14.5% | × | × | 〇 | – |
・楽天グループのカードローン
・WEB申込で手続き完結。契約など来店不要
金利といった点では銀行カードローンがおすすめです。
しかし、即日借入も可能な審査の速さ、審査の通りやすさから考えれば消費者金融カードローンも非常に便利でメリットが豊富です。
特に、大手銀行グループの消費者金融なら利用できる提携ATMの数も多く、インターネットから24時間申込受付しているなど利便性も抜群です。以下では、大手銀行グループとなる消費者金融をご紹介します。
静岡銀行カードローン
地方銀行ながらカードローンのスペックが良い商品として、静岡銀行のカードローンがおすすめです。
地方銀行のカードローンを利用する1番のメリットは、大手銀行や、ネット専業銀行のカードローンに比べて、審査に通過しやすいことです。
そのうえ、カードローンの借入条件(借入可能額、適用金利など)は、大手銀行やネット銀行に比べて遜色なく、借入しやすい、利用しやすいというメリットがあります。消費者金融から、銀行カードローンに借り換えする場合、やはり心配なのは、「審査に通過できるかどうか」です。静岡銀行カードローンなら審査に通る可能性も高くなる可能性があります。
また、静岡銀行カードローンは、インターネットからの申込で、「日本全国どちらにお住まいでも申込可能」、「静岡銀行の口座を持っていなくても申込可能」です。これからカードローンの申込をするのであれば、静岡銀行カードローンがおすすめです。
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イオン銀行フリーローン
消費者金融から銀行に借り換えするのに最適な銀行ローンとして、イオン銀行のフリーローンをご紹介します。
イオン銀行のフリーローンは、消費者金融からの借り換えに使用できる借入となっています。
そして、イオン銀行フリーローンがおすすめである最も大きな要因は、金利の低さです。
イオン銀行フリーローンの適用金利は、3.8%~13.5%の範囲内です。
借り換えに使える銀行のカードローン、フリーローンを通じて、13%台までで借入できるこの金利はかなり低いと言えます。
消費者金融から銀行への借り換えで、「金利を下げたい」という目的の方は、イオン銀行フリーローンがおすすめです。
イオン銀行カードローンの最大の借入可能額は700万円です。
なお、イオン銀行フリーローンをご利用出来る方は、前年度の税込み年収が200万円以上あることが条件となっています。
りそな銀行フリーローン
消費者金融から銀行に借り換えするために使えるおすすめ銀行として、りそな銀行のフリーローン(プライベートローン)もあげられます。りそな銀行のフリーローンも、もちろん借り換えに使えるフリーローンとなっています。
りそな銀行フリーローンの適用金利は、6.5%~14.0%の範囲内です。
りそな銀行フリーローンの特徴は借入申込できる方の条件が低いことです。
イオン銀行フリーローンでは、借入申込できる方の条件として、年収200万円以上である必要があります。
この条件を満たしていないと、イオン銀行のフリーローンを使って、消費者金融から銀行に借り換えすることはできません。
一方、りそな銀行フリーローンでは、「借入出来る条件」に年収条件などは付与されていません。そのため、安定収入のある方であれば、借り換えの申込ができます。
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消費者金融で借り換えする
カードロ―ンの借り換えは、銀行でするだけでなく、消費者金融のカードローンを使って借り換えする方法もあります。
消費者金融のカードローンであっても、非常に低金利で借入できる商品もありますし、消費者金融なら銀行に比べて、審査に通りやすいというメリットもあります。
カードロ―ンの借り入れ件数が多くなってしまって、返済負担が重い、手続きが煩雑といったお悩みがあるなら、消費者金融の借り換え商品を使用するのも大変おすすめです。
中央リテール
中央リテールは銀行ではないのですが、もし低金利の借り換え・おまとめがしたい、審査でできるだけ簡単に通過したという方には、こちらの中央リテールもおすすめです。
小規模の貸金業者ですが、「おまとめローン」を専門的に取り扱っていて、おまとめローンに特化した強みを持っています。
銀行や、大手消費者金融に比べ、審査基準はかなり緩和されており、審査時間も最短で2時間ですので、おまとめローンとしては「かなり早く審査結果が得られます」。
中央リテールの知名度は高くありませんが、正式な貸金業免許をもった貸金業者です。
中央リテールは、インターネットからの事前相談・申込は可能ですが、最終的な契約は来店が必要です(東京都渋谷区)。
そのため、ご利用できる方のエリアに限定がありますが、申込できる方に制限がないため、東京都以外の他府県からのご利用もかなり多いようです。それに、東京リテールは、金利の下限が高い反面、上限が低いのが特徴です。
大手銀行、消費者金融で、14%台でおまとめローンを借入するなら、中央リテールでおまとめローンを借入した方が良いとも言えます。もし、銀行や消費者金融で「審査に落ちて、おまとめを諦めかけているなら」、一度中央リテールに相談してみるのも良いでしょう。
(まずは事前申込をこちらから。クイック診断可能です)
▼中央リテールの基礎データ
借入可能額(上限) | 適用金利 | 年収・雇用形態条件 |
500万円 | 10.95%~13.0% | なし |
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借り換え時の審査のポイント
消費者金融から銀行に借り換えするためには、「当然」ながら借入先からの審査に通過する必要があります。借り換えローンの審査に通過できなければ、いくらメリットがあって、消費者金融から銀行に借り換えすることはできません。
申込内容を確認される
借り換えのローン審査では、最初に申込内容に関する調査が行われます。
申込書に記載する勤務先、勤続年数、年収、現在の借入残高、家族構成、などが必要となります。
最初の段階の審査では、審査結果に関わる申告内容について、正しいかを、最初に確認されるのです。
銀行は、借入人の借入状況を確認するために、個人信用情報を取得して確認したり、借入人の勤務先に対する在籍確認や、所得証明書を受領して収入に関する調査を行います。
銀行では、これらの調査をもとに、申込人が記載している内容が、正しいかどうかの確認をすることになり、もし「誤った」内容があれば、間違いの程度次第ですが、この時点で審査に落ちることもあります。
延滞があると駄目
個人信用情報際を調査した結果、現在の借入に対して延滞している、もしくは延滞したことがあると審査には通過できなくなります。
個人信用情報で判明する情報としては、借入件数・借入残高・借入時期・借入種別(カードローンなど)・延滞しているかどうか・債務整理したことがあるかなどです。
個人信用情報に延滞履歴が反映するのは、延滞を開始してから、1ヶ月程度時間が経ってからとなり、すぐに反映される訳ではありません。これは、貸出を行っている銀行や消費者金融でも、入金忘れにる延滞など、信用力に問題がない延滞まで個人信用情報に登録しないようにするため、延滞開始後、多少の期間をおいてから個人人信用情報に登録するためです。
但し、この登録までの期間が銀行、消費者金融毎に異なりますので、一律決まった期間があるわけではありません。
借入件数が多すぎると駄目
銀行のカードローン審査では、貸した時点の信用力だけでなく、「将来的に信用力が悪化する」懸念がないかも見ています。
既存のカードローン借入件数が多すぎる方というのは、生活費を借入で賄うなど、借入に依存しやすい方と判断されてしまいます。借金に依存し過ぎてしまう方の場合、返済して借金が減るよりも、新たに借入する金額が多くなってしまったり、借入が増加することによって、返済額が増加→収支が悪化してさらに借入が増加するという「悪循環」に陥りやすくなります。
そのため、借金への依存が強くなってしまう方は、銀行のカードローン審査に通過できません。借入件数が多すぎると判断される基準は、銀行毎によって詳細は異なりますが、カードローンでの既存借入が3件以上あると、「多すぎる」と判断される可能性があります。
収入の安定性
銀行、消費者金融ともに、新規のカードローンや、おまとめローンを借り入れする場合には、「収入が安定」していることが大切です。
収入の安定性とは、現在の収入が、今後も継続して得られると思えるのかどうかです。
そして、銀行や、消費者金融 の審査で、収入が安定していると判断されるためには、「雇用形態」と、「勤続年数」がポイントとなります。雇用形態は、正社員や、契約社員が望ましく、派遣社員、アルバイト・パートとなると、安定性は下がってしまいます。
派遣社員、アルバイト・パートでも借入は可能ですが、借入限度額に制限があったり、借り換え・おまとめローンの審査には通りにくくなってしまいます。
また、日雇い労働の場合、残念ながら安定性は低いと判断されて、借入は難しくなってしまいます。
「勤続年数」では、一般的な消費者金融の場合には、3ヶ月程度以上、銀行審査では、6~1年程度の勤続年数が基準となります。転職間もない場合などは、審査に通りにくくなってしまいますので注意が必要です。
スコアリングによる審査
実際のおまとめローン・借り換えローンの審査では、スコアリング審査が行われます。
スコアリング審査とは、申込書に記載する内容の個別の情報毎に「配点」が決まっており、それぞれの申込人の申告内容に応じて、合計点数を求めることによる審査方法です。
各項目毎に、申込人が記載した内容で点数を出していき、合計点数が「●●以上なら」、審査に通過とか、金利が●%を適用というように、点数でカードローンの借入可否や、借入条件を決めていく審査方式です。
銀行毎のスコアリングの項目や、配点の基準は非公開ですが、おおよそ、消費者金融から銀行に借り換えする場合の審査で重要となるポイントには以下のような特徴があります。
<特に重要な項目>
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年収
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雇用形態
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勤続年数
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既存借入の状況
銀行のカードローン、フリーローンの審査に通過するために求められる基準としては、年収が150~200万円以上、勤続年数が1年以上、雇用形態は正社員、契約社員、派遣社員となります。
アルバイトやパートで働いている方の場合、消費者金融から銀行への借り換え審査の通過は、かなりハードルが高くなってしまいます。
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まとめ
消費者金融から銀行に借り換えることは可能です。
銀行のカードローン、フリーローンの特徴は、金利の低さと、総量規制の制限がないことです。
そのため、消費者金融からの借り換えによって、金利の低下や借入可能額の増加が期待できます。
消費者金融から銀行に借り換えるにあたっては、資金使途で借り換えを禁止しておらず、金利の低下効果が期待できる銀行を選ぶことがポイントです。
適切な銀行を選んで、借り換えを行えば、大きなメリットが期待できます。
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