おまとめローンの魅力
おまとめローンというのは、カードローンや、クレジットカードのキャッシングなどの借入が複数あるかたが、1件の借入で借り換えするための借入商品です。
1つにまとめるための借入なので、おまとめローンというわけですね。
おまとめは、銀行や消費者金融が、「おまとめローン」として融資するものと銀行のフリーローンで、借り換えに使用可能なものを利用して行う場合があります。
そして、おまとめローンを活用する主なメリットは以下です。
- おまとめローンで借り換えて金利が低下
- 返済日が1本化することで手続きが容易に
- 借入先への諸届が楽になる(1回で済む)
- 借入が複数あると返済負担が重くなることがあり負担が軽減
複数の借入があって、借金を減らしたいという方にはおまとめローンはメリットがたくさんあります。
以下で、おまとめローンのメリットを詳しく解説します。
おまとめローンで金利が下がる
カードローンや、フリーローン、おまとめローンでも、借入金額(限度額)と適用金利には一定の関係があります。
そして、一般的に、借入限度額が増加すると金利は下がります。
具体例として、借入金利が低く、おまとめローンに使える「イオン銀行」のフリーローンを見てみましょう。
イオン銀行のカードローンの場合、適用金利は3.8%~13.8%の範囲内となっていますが、この適用金利は借入限度額ごとに異なり、限度額が高くなると金利が下がるように設定されています。
90万円以下の借入であれば、11.8%~13.8%となり、100万円以上となると8.8%~13.8%になります。
つまり、カードローンやフリーローンのような借入は、借入限度額が増加すると金利は下がる可能性が高いのです。
これは、カードローンを借入限度額の小さなもので複数件借入するよりも、1本の限度額の大きいもので借り換えすれば金利が下がるということを意味します。
つまり、複数の借入を1本のおまとめローンや、フリーローンで借り換えすると、金利が下がる可能性が高いのです。
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おまとめすると返済負担も減る!?
「おまとめローン」で借り換えれば、返済負担が減少する可能性があります。
カードローンや、クレジットカードのキャッシングでは、借入件数が増えると、返済負担が大きくなり過ぎている可能性があります。
こちらも具体例で見てみましょう。先程のイオン銀行カードローンでご説明します。
仮に、イオン銀行と同条件のカードローンを2件、それぞれ30万円の借入限度額で契約しているとします。
そして、1件は、30万円まで借入(限度額一杯)して、もう1件の借入残高が10万円であるとします。この場合、最低返済額は15,000円となります。
しかしながら、カードローン1件で、40万円の借入残高があると、返済額は10,000円になります。
つまり、カードローンは借入限度額が少額で複数に分けると、返済負担が重くなってしまう可能性があります。
【イオン銀行の最低返済額】
借入残高 |
月額約定返済額 |
10万円~20万円 |
5,000円 |
20万円~50万円 |
10,000円 |
50万円~100万円 |
15,000円 |
つまり、カードローンや、クレジットカードのキャッシングは、複数件、小口で借入するも、借入限度額を大きくして1件持つ方が、色々とお得に利用できる可能性があります。
そのため、おまとめローンや、フリーローンで借入をまとめるのがおすすめです。
契約社員・派遣社員って?
契約社員・派遣社員が、「おまとめローン」を使って借り換えできるかを検討するにあたり、契約社員・派遣社員が、なぜ審査で不利になるのかを考えてみます。
その要因は、就業や、給料に対する不安定性が要因となります。
契約社員とは?
そもそもですが、契約社員がどういった職種なのかを正しく理解されていますでしょうか。
契約社員とは、正社員とは別の労働契約にもとづいて働く方を指します。
その違いとは契約期間にあります。契約社員は契約によって雇用される期間が明確に定められます。そのため、契約次第では、1年だけ雇用されて働くということもあります。
「正社員」と言われる方は、一般的に契約期限がありませんので、問題が起こらない限り、雇用を解除されることはありません。
簡単に言えば、雇用が守られていますので、安定して働くことができます。
契約社員は契約次第で、短期的に雇用が解除されることがあるので、銀行や消費者金融でも収入が安定していないと判断されがちです。
なお、契約社員は、企業によっては「雇用調整」、「試用期間」として用いられることも多いので、1年の契約で、延長可能とすることが多いようです。
派遣社員とは?
次に派遣社員についても確認しておきましょう。派遣社員は、派遣元と呼ばれる「派遣会社」に雇用され、仕事をする企業に派遣されます。
つまり、実際に働いている会社で雇用されている訳ではないということが特徴です。
派遣社員の場合、通常は、派遣先企業で仕事をしている期間のみ収入が得られる契約で、派遣されていない期間は収入がありません。
派遣社員も、派遣先の企業は、一時的な雇用調整や、欠員の補充(休職者の補充など)で利用することが多く、一定期間経過後に、派遣契約が解除されることがあります。
そのため、契約社員と同様に、派遣社員も収入が安定しないとみられることが多くなります。
強いて比較すれば、契約社員は、1年更新で、その期間の雇用は維持されるのに対して、派遣社員は数か月単位での業務となることも多くなります。
契約社員と派遣社員を比べた場合、収入の安定性は、契約社員が派遣社員より高いと判定されます。
おまとめローンに借入申込できる?
カードローンやフリーローン、そしておまとめローンでも、審査においては「収入の安定性」は重要な要素となります。
そのため、「収入の安定性」が低いと判定されがちな、契約社員や、派遣社員は審査でも不利となる可能性が高くなります。
では、その契約社員・派遣社員が、おまとめローン、フリーローンを借入できるのかを解説します。
但し、おまとめローン・フリーローンの審査基準は、銀行や消費者金融で異なります。
それぞれの銀行・消費者金融の商品で確認しましょう。
なお、ご紹介するおまとめローンは、おまとめ・借り換えの効果を高めるため、「金利低下が狙える」、「審査に通る可能性性が高い(契約社員・派遣社員の審査基準)」ことを重視して選びました。
東京スター銀行のおまとめローン
東京スター銀行は、おまとめローンの草分け的な存在で、銀行のおまとめローンとしては最も有名な先の1つです。
そして、東京スター銀行のおまとめローンは、契約社員や派遣社員の方も借入できます。
東京スター銀行のおまとめローンに借入申込できる方の範囲は、「正社員・契約社員・派遣社員」となっています。
つまり、契約社員も派遣社員も審査基準内ですので、問題なく申込できます。
但し、年収条件として、「前年度の税込み年収が200万円以上」という条件が付与されています。
この基準を超えていれば、契約社員・派遣社員もおまとめローンを借入できる可能性は十分にあります。
なお、東京スター銀行のおまとめローンの金利は、5.8%~14.8%の範囲内で、最大1,000万円までのおまとめが可能です。
この適用金利であれば、クレジットカードのキャッシングや、カードローンでの借入を、おまとめ・借り換えすると、金利の低下が期待できます。
借入可能額(上限) |
適用金利 |
年収・雇用形態条件 |
1,000万円 |
5.8%~14.8% |
前年度200万円以上 |
イオン銀行フリーローン
銀行のなかには、「おまとめローン」と呼びませんが、実際に「おまとめローン」として利用できる「フリーローン」を取り扱っている銀行もあります。
大抵の銀行にフリーローンはありますが、「フリーローンをおまとめローンとして使用できるかどうか」は、それぞれの銀行毎に異なります。
イオン銀行のフリーローン(アシストプラン)はおまとめローンに利用できます。
イオン銀行フリーローンの場合、借入申込できる方の雇用形態(正社員、契約社員、派遣社員など)に関する条件は設けられていません。
「雇用形態による条件が無いこと」がイオン銀行フリーローン強みです。
但し、東京スター銀行と同様で「前年度税込年収200万円以上」の年収条件があります。
イオン銀行フリーローンで借り換えする場合に適用される金利は、3.8%~13.5%の範囲内です。
イオン銀行フリーローンの金利水準は、「おまとめローン」として使用できる借入のなかで業界トップクラスの低水準です。
イオン銀行は、比較的審査にも通過しやすい銀行と言われ、年収条件をクリアされていれば、契約社員・派遣社員が審査に通る可能性も高くなります。
おまとめローンの借入を希望するなら、まずはイオン銀行フリーローンにご相談されるのが良いでしょう。
借入可能額(上限) |
適用金利 |
年収・雇用形態条件 |
700万円 |
3.5%~13.5% |
前年度200万円以上 |
りそな銀行フリーローン
銀行のフリーローンでおまとめローン、借り換えに使えるものをもう1つご紹介します。
りそな銀行のフリーローン(プライベートローンJ)は、おまとめローンとして利用でき、雇用形態・年収に関する条件はありません。
「安定継続した収入がある人」であれば契約社員、派遣社員も問題無く借入申込できます。
金利も6.5%~14.0%の範囲内であり、一般的なカードローンの金利水準より低く設定されています。
りそな銀行フリーローンは、おまとめローンとして使用できますし、WEBからの申込で完結、最短で即日の審査結果回答など、「商品性はかなり高い」と言えるフリーローンです。
大手都市銀行に次ぐ、大規模銀行のおまとめローンですので、安心して相談できます。
借入可能額(上限) |
適用金利 |
年収・雇用形態条件 |
300万円 |
6.5%~14.0% |
なし |
アコムの借り換え専用ローン
消費者金融から借入できる「おまとめローン」もあります。消費者金融のおまとめローンを利用するメリットは審査基準とスピードです。
銀行の審査基準には対応できず、借り換え審査に通過できない方でも、消費者金融のおまとめローンなら借入できる可能性があります。
代表的なもので、借入条件が比較的利用しやすいものとして、アコムの「借り換え専用ローン」をご紹介します。
アコムの借り換え専用ローンに申込できる方は、「20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方」です。
雇用形態に関する条件や、年収に対する最低基準は設けられていません。
そのため、銀行でおまとめローンが借入できなかった方でも、借入できる可能性があります。
なお、アコムの借り換え専用ローンは、正式には「貸金業法に基づく借り換え専用ローン」と言います。
簡単に言えば、総量規制の制限を受けないおまとめローンです。
おまとめローンは、金利・返済負担の低下を図り、既存借入の借り換えのみに使用する借入のため、借入人にとって不利益の無い借入として扱われます。
そのため、借入人を保護する必要がなく、総量規制の制限(年収の3分の1まで)を受けずに借入することができます。
なお、アコムの借り換えローンの金利は、7.7%~18.0%(100万円を超えるなら15%)で、借入最大額は300万円です。
借入可能額(上限) |
適用金利 |
年収・雇用形態条件 |
300万円 |
7.7%~18.0% |
なし |
☆土日でも借入可能
☆24時間申込受付
☆三菱UFJフィナンシャル・グループ
*おすすめ度は当社独自評価による
借入可能額(最大) | 800万円 |
---|---|
適用金利・手数料など | 3.0%~18.0%(実質年率) |
所要時間 | 審査は最短30分、最短即日借入も可能 |
その他優遇など | 最大30日間金利0円 |
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中央リテール
小規模の貸金業者ですが、「おまとめローン」を専門的に取り扱っていて、おまとめローンに特化した強みを持っています。
銀行や、大手消費者金融に比べ、審査基準はかなり緩和されており、審査時間も最短で2時間ですので、おまとめローンとしては「かなり早く審査結果が得られます」。
中央リテールの知名度は高くありませんが、正式な貸金業免許を取得している貸金業者です。
中央リテールは、インターネットからの事前相談・申込は可能ですが、最終的な契約は来店が必要です(東京都渋谷区)。
そのため、ご利用できる方のエリアに限定がありますが、申込できる方に制限がないため、東京都以外の他府県からのご利用もかなり多いようです。
それに、東京リテールは、金利の下限が高い反面、上限が低いのが特徴です。
大手銀行、消費者金融で、14%台でおまとめローンを借入するなら、中央リテールでおまとめローンを借入した方が良いとも言えます。
もし、銀行や消費者金融で「審査に落ちて、おまとめを諦めかけているなら」、一度中央リテールに相談してみるのも良いでしょう。
(まずは事前申込をこちらから。クイック診断可能です)
☆中央リテールのおまとめローン
☆おまとめローンの老舗会社
☆中堅消費者金融ですが業歴も長く安心
借入可能額(最大) | 500万円 |
---|---|
適用金利・手数料など | 10.95%~13.0%(実質年率) |
所要時間 | 審査まで2時間、融資実行まで最短1日 |
借入可能額(上限) |
適用金利 |
年収・雇用形態条件 |
500万円 |
10.95%~13.0% |
なし |
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おまとめローンの審査は厳しい?
おまとめローンは、一般的なカードローンに比べると、やや審査基準は厳しくなります。
それは、年収条件や、勤続年数、雇用形態といったものに影響します。
例えば、専業主婦や、パート、アルバイトの方の「おまとめローン」の借入は正直困難と言えます。
では、契約社員・派遣社員がおまとめローン・フリーローンで借入する際に気を付けるべき点を解説します。
おまとめローンの年収条件
年収は気を付けようが無い点ですが、条件は理解しておくべきですので簡単にご説明いたします。
前述の通り、東京スター銀行、イオン銀行ともに、前年度税込み200万円以上が、おまとめローン・フリーローンの最低の審査基準となっています。
りそな銀行は年収条件を設けていませんが、100万円~150万円程度が、実際に審査で通過できる方の下限と考えられます。
アコムの借り換え専用ローンでは、もう少し緩和されていて借入可能です。
銀行のおまとめローン・フリーローンで借入するなら、150万円以上の年収が下限、アコムや、中央リテールならこの基準に満たなくても借入可能と考えて良いでしょう。
勤続年数の審査基準
銀行のおまとめローン・フリーローンを借入するなら、勤続年数は実質的に1年~2年以上が目安と考えた方が良いでしょう。
東京スター銀行、イオン銀行では、前年度税込み200万円以上が最低条件ですが、転職後に、転職前の年収は参考にならなくなります。
つまり、おまとめローンの借入申込時に、現在おつとめの企業からの前年度年収が200万円以上であることが審査基準となっています。
延滞してはいけない
おまとめローン、フリーローンともに、借り換え目的の借入を行うにあたっては、過去の延滞歴が非常に重要になります。
少なくとも、借入申込した銀行や消費者金融は「個人信用情報」を確認します。
個人信用情報を確認した際に、「延滞歴」、「事故歴」が判明すると、おまとめローン・フリーローンの利用はできなくなります。
さらに、銀行や消費者金融によっては、現在の借入先に対する返済状況を、銀行口座からの引き落としの履歴などで確認することもあります。
口座からの引き落とし履歴によって、返済の遅延が確認できた場合には、それだけで審査に落ちてしまうこともあります。
そのため、絶対に既存借入の返済で延滞をしてはいけません。
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まとめ
契約社員・派遣社員は、おまとめローン・借り換え資金としてフリーローンを借入可能です。
借り換え・おまとめローンを上手に活用すると、支払い金利の減少、返済負担軽減が図れるため、是非とも活用するのがおすすめです。
ただ、契約社員、派遣社員は、審査で「収入の安定性」が低いと判断されがちであるため、一定の勤続年数(1年~2年程度)を整えたうえで申込するのが良いでしょう。
審査基準を把握して、上手におまとめローンを活用しましょう。
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